大宇宙 | jaeyeong92のブログ

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韓国(桓国)の後天完成道法である石門道法の石門呼吸を日本人の方々にお伝えするためのブログです。道縁のある日本人の方々に石門道法が伝わることを切にお祈りします。
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1部 太空創造役事と後天完成道法

1章 太空
3. 大宇宙
 
桓石門宇宙観は、《太空》の《桓の光》を根源にした多次元的で、同時次元的な宇宙観である。つまり複合的・立体的・多元的・多次元的・同時次元的な空間として存在する統合の宇宙観である。
 
《太空》の《桓の光》から一筋の光が生じて出る。これが大宇宙の始まりである。この光は、一つの大きな光の塊を成すが、この光が正に大宇宙の森羅万象を誕生させた創造の光である。最初は、《太空》には、創造の光しかなかったが、配下に無数の光が生まれて下って行き、何もない空間に一つずつ位置付けられることで宇宙天がその姿を現し始める。それぞれの光に合う空間が開いて無数の宇宙天が作られ始めるが、この世界が「七天多界」である。
 
その後、七天の光(宇宙天)を保護し、散らばらないようにするため、また一つの光が下り、宇宙天全体の光を包む。これ(丸い光)が無数の宇宙天の最後である「八天終天界」である。創造の光から下って行った無数の光が自分の空間を維持できるようもう一つの光が下ってその空間を保護したのである。続いて七天の光は、それぞれ自分の内部を光で動かし、宇宙万物を創造し始めるが、その中で特に明るく光る光が地球が属している宇宙天になる。
 
宇宙天には、それぞれ違う数の銀河系と星々を率いる「光界」がある。宇宙天は、光界が多いものもあれば、少ないものもあり、全くないものもある。その中で人間が生きている地球圏の宇宙天には、四つの光界がある。つまり地球圏の宇宙天は、四つの光の塊でできているが、これを「四光界」と言う。
 
この四光界の中で東にある東光界が人間が生きている宇宙である。今日科学者たちが言う宇宙は、この四光界の中で地球が属している東光界のごく一部に過ぎない。
 
(大宇宙の創造)
 
無数の宇宙天が多次元的で、同時次元的に誕生し始め、それぞれの空間を開けた光の造化作用(相生・相克)によって内部に無数の宇宙と銀河、星々が誕生し始める。生命の光が結集した空間として星々が誕生したのである。このような星々が誕生するまでの過程と手順を大雑把に調べてみると次の通りである。
 
創造の光から無数の光が下って行って宇宙天が創造され、このような宇宙天の空間は、創造的光が持つ温度によって陽力熱気と陰力寒気の両極を形成する。この両極の二つの気が太極造化作用によって爆発し、また纏まる相克と相生の循環を限りなく繰り返しながら物質化する過程と手順を踏む。*15*
 
*15* 宇宙天が作られて星々が誕生する過程と手順は、男女(正反)が生命(合)を創造することとその根本の理が同じである。例えば、陽性の精子(陽力熱気)と陰性の卵子(陰力寒気)が会えば、陰陽太極造化作用によって生命の光(一神)が下りられる空間が開き、天と地上を繋ぐ光(次元)の門が作られる。天では、その光に沿って霊(一神)を下す。霊は、光の通路に沿って精子と卵子が結合して形成した無形の空間(光)の中に落ち着く。これを指して地上では、子宮に受精卵が着床したと言う。宇宙の観点では、一つの星が誕生したことに等しい。
 
その結果、無数の星々が誕生し、天体が形成されると、それぞれの星は、回転をし始める。創造の光が持つ温度と回転力によって螺旋形に動き始めることで自転と公転が生じる。現在宇宙にある無数の銀河を見ると、螺旋形に回転していることが観測できる。延いて銀河を抱いている宇宙、宇宙を抱いている宇宙天、宇宙天を抱いている大宇宙、大宇宙を抱いている《太空》もまたこれと同じ理と原理で動き、回転する。
 
全ての宇宙と星々は、自分に内在した創造の光を動力にして自らの光を放つと同時に逆に宇宙空間に内在した創造の光を引き寄せて生命を維持する。自分に内在した創造の光が尽きると、とうとう生命が終わり、爆発作用と共に消滅し、粉塵になってまた別の星を誕生させる要素となる。全ての万物は、このようにそれぞれに与えられた創造の光を基に「誕生と消滅」の両極を繰り返し、ダイナミックかつ生命力のある姿を維持する。
 
創造的光の摂理により、宇宙天の内部の宇宙は、自転と公転が成されることで安定的な構造を持って運行し始める。しかし全ての宇宙がこのような安定的な構造を持って動いているわけではない。地球が属した宇宙のように無数の星が誕生して消滅するなどダイナミックな変化を成す宇宙があれば、何の変化もなく止まっている宇宙もあるからである。
 
ここからは、太陽系を中心に地球のことを調べてみよう。先ず太陽系は、陰である闇の空間に強い熱性の塊である太陽が生じることで始まる。*16* 言い替えれば、陰の闇の中から陽の太陽が生じるということであり、易理的には、陰から陽が生じるという話である。
 
*16* ここでの太陽は、微視から巨視に至るまで多元的・多次元的・同時次元的な概念を持っている。巨視的意味の太陽(大きな明るさ)は、無数の宇宙を創造し、万物の始まりを成した創造の光を象徴する。また《太空》の陰力寒気と造化作用(相生・相克)を成して万物を誕生させた陽力熱気の始原になる光である。そして時空の次元を異にし、巨視から微視へ、無形の光から有形の光へ、上位次元から下位次元へ、非物質から物質へ可視化して創造摂理の流れと局面を象徴的に繋いでいる実態が現在の太陽系の太陽である。《太空》が作られ、万物が誕生する創造摂理と理、変化及び運行の流れと局面が一番統合・集約・圧縮され、反映された所が太陽系なのである。よって太陽は、地球に生命を誕生させ、維持することを超えて生命が更に進化し、発展できるようにする必要不可欠な環境と与件になる。
 
一方、寒性である「闇の空間(陰)」と闇の空間から生成された熱性の「太陽(陽)」の二つの気によって他の星々も誕生し始める。つまり寒性の陰気と熱性の陽気、この二つの気の造化作用(相生・相克)によって星々が生まれるのである。
 
もう一度整理すると、陰体である宇宙空間そのものの陰力寒気と陽体である太陽の陽力熱気が対立し、相克運動をすることで寒気と熱気は、軋み合って膨張、爆発し、これによって多くの粉塵が生成される。陽体である太陽は、爆発の後、温度が下がって冷たく冷める。しかし長い時間が経って行く間、太陽の温度は、また高まり、極に達することで太陽は、強い熱気を放つことになる。
 
これに従い、陰体である宇宙空間は、強い寒気を放ってもう一度陽体である太陽の陽力熱気とぶつかって爆発する。このように寒気と熱気がぶつかって爆発することを5回繰り返すが、5回目の爆発の時は、多くの粉塵が固まって星が誕生し、とうとう星々の世界が始まる。
 
(五行が生じる過程)
 
星々は、陰力の寒気と陽力の熱気がぶつかり合って爆発(相克)する時にどれくらいの寒気と熱気を受けたかによって温度が決まり、宇宙の時間が経つにつれて温度も変わることになる。陰陽体の寒気と熱気がぶつかって爆発する時、地球は、宇宙空間の陰力寒気を受けて寒球体になり、粉塵もそれぞれ温度を持って大きく分かれ、寒性と温性を帯びることになる。そして地球と太陽の間にある粉塵の中で寒気を受けて寒性を帯びた粉塵が寒球体である地球の引力により、地球の周りに引き寄せられ、固まって月(月球)になる。月は、寒性の粉塵が固まって作られた後、太陽と地球の間に位置することとなる。
 
月が形成された後、太陽は、温度が少しずつ高まって温気を放つことになり、寒球体である地球は、太陽の温気と対等な寒気を放つ。この二つがぶつかって大小球体(太陽と地球)の間に宇宙の電流である「宇宙電」が生成される。この宇宙電によって月が動きながら回転するが、これを自転(陰転)とし、月の自転を「月転」と称する。月は、自転の力によって直線に動こうとするが、寒球体である地球の引力によって地球の軌道を離れられず一定の軌道を維持し、地球を中心に公転することになる。この時の地球の引力を「陰引力」とし(星々の引力も陰引力である)、月の公転を「陽転」と称する。また地球の陰引力によって地球を公転(陽転)する月の公転(陽転)軌道に沿って地球も自転することになる。地球もまた自転(陰転)の力によって直線に動こうとするが、大火球体である太陽の引力によって太陽の軌道を離れられず太陽を中心に公転することになる。この時の太陽の引力を「陽引力」と称する。
 
太陽も自分の力で自転(陰転)するが、これを「太陽転」と称する。そして星々は、陰転である自転をしながら太陽の引力によって太陽を中心に公転することになる。この後、太陽系に時間(現在の人間が認識できる時間の概念)が生じて万物も生まれ始める。
 
📖석문사상:石門思想(桓祖 著、石門出版社) 70~75ページ
 
📌これは、韓国の石門道門の石門出版社で石門道書を正式に日本語に訳したものではなく、韓国で石門道法の石門呼吸をしている私自身が日本人の方々に石門道法を伝えるため、独自に日本語に訳したものですので、文章に不自然なところもあると思いますが、どうかご了承ください。
 
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