jaeyeong92のブログ

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韓国(桓国)の後天完成道法である石門道法の石門呼吸を日本人の方々にお伝えするためのブログです。
道縁のある日本人の方々に石門道法が伝わることを切にお祈りします。
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!石門呼吸修練は、「石門道門の指路士」の指路・引導・案内に従って正確に行わなければなりません。もしこのことを無視して石門道書の内容だけを参考にし、独りで勝手に修練した場合、「上気(気が頭の方に上って頭痛などが起こる症状)」や「神憑り(憑依)」、「心魔」に陥るなどの副作用によって二度と正しい道を歩くことができなくなる危険がありますので、くれぐれも独りで勝手に修練しないようご注意下さい

 

第4部 石門呼吸修練の段階

4.小周天(体内の小宇宙が目覚める)

 

帯脈を流通させたなら、その次にする運気は、「小周天」である。小周天とは、帯脈運気の次に運気する修練であり、任脈と督脈を通す任督脈の流通を言う。補説すると、小周天とは、丹田に集まった気を肛門のほうに下ろし、後ろに回して背筋にある督脈まで上げた後、頭の上の百会を過ぎて体の前面の正中線にある任脈に引き下ろし、また丹田に戻す修行のことである。言わば、体の前後に大きく円を描いた状態で気を回し、前面の任脈と後面の督脈を流通させることである。帯脈の流通が横的流通であれば、小周天は、一種の縦的流通であると言える。

 

小周天運気の方法は、下周帯脈を運気する時と同じである。それゆえ小周天運気も下丹田に意識を集中し、蓄気する過程で心法で気を運気させればいい。まるで貯水池に水が満ち溢れると、溢れ出た水が水路に沿って流れていくように、丹田という釜に引き続き蓄気すれば、結局集まった気は、釜から溢れ出ることになり、溢れ出た気は、心法に導かれて一定の方向に流れることとなるのである。よって小周天をするには、小周天の通路である任脈と督脈を事前に知っておき、「任督脈を流通する」という心法で目標をしっかりと立てて蓄気に専念すればいい。そうすると、ついに蓄気された気は、丹田という釜から溢れ出ることになり、任督脈の流通という心法に導かれて任脈と督脈に沿って回り、流通するのである。

 

小周天を運気する時、下丹田から気が真っ先に向かう所は、会陰穴である。会陰穴は、性器と肛門の間にある所であり、ここは少々通しづらい。しかしもっと通しづらい所は、肛門を過ぎて後部に位置している尾骨である。何故なら下丹田から会陰まで気が流れる途中で性器が気の方向を攪乱し、会陰から尾骨までは、肛門が気の方向を攪乱するからである。つまり性器から半分以上の気が容易く漏れてしまうが、そうすると、気の力が弱まるため、通しづらくなるのである。肛門からも気が漏れることが多いため、気の力が弱まって塞がっている竅を通す力も低下し、小周天を遂げることは難しくなる。それゆえ小周天を無事果たすためには、性器や肛門から気が漏れないようにすることが重要である。この時、性器を収縮し、肛門を締めながら呼吸をすると、役に立つ。

 

竅とは何なのか。人体の任脈と督脈の道を竹の中の管に例えると、その管の中に一定の間隙で形成されている薄い膜のようなものがあるが、これを指して竅が塞がっていると言うのである。場合によっては、全ての竅が塞がっている人もいれば、ある一部だけ塞がっている人もいる。

 

また、人によって塞がっている所も違い、塞がっている時に起こる現象も少し差があるが、それはさほど大したことではない。重要なのは、塞がっている竅を通す方法である。竅が塞がっていれば、気はそれ以上進むことができず止まることになる。修練者にとってこれは、一つの難関である。塞がっている竅に気を配りすぎると、意識が竅に集中され、今まで無意識によって生成された真気が生気と化してしまい、修練が無駄になる。しかしもしこうなってもがっかりする必要はない。一度真気が通った所までは、また容易に運気できるからである。心掛けるべきことは、竅が塞がっていることが感知されるとしても、気にせず引き続き蓄気だけすればいいということである。つまり塞がっている竅を通す道は、ただ一つ、蓄気だけである。竅が塞がっていても引き続き蓄気すれば、真気は丹田から生成され、塞がっている竅まで流れて力強く通し、その瞬間圧力や熱気、振動などを感じながらまた次の竅に進むこととなるのである。

 

竅の中で一般的に最もよく塞がっている所は、大椎穴である。十人に八人は、ここが塞がっている。塞がっている大椎穴は、中々通しづらい。塞がっている大椎穴を通すためには、とても強い真気の力が要るが、呼吸を長く、強くすれば、強い真気を得ることができる。大椎穴を通すための力が弱いと、大変困ったことになる。例えば、流れている水が途中で岩に遮られ、二股に分かれるように、大椎穴を通す力が弱いと、大椎を中心に真気は左側と右側に分かれ、左肩と右肩からそれぞれ腕と手の順に流れて結局小周天とは永遠に別れてしまうのである。それゆえ大椎穴を通すことは、とても重要な局面である。

 

大椎穴を通す過程で経験する困難をもう一つ話してみよう。これも共通的に経験する困難であるが、小周天運気が進む途中、大椎穴で遮られると、却って下丹田に反作用が起こって圧力を感じることになり、またその圧力が下丹田を経て逆に中丹田まで上ってくることである。これを初めて経験する人は、怖いと思うこともある。この場合、或る修練者は怯んで修練を中止したり、小周天を省略して別の方法を使ったりすることになるが、そうしてはならない。こういうことがあるため、小周天を遂げた人が極めて珍しいのである。小周天を遂げようとする人は、全ての恐れを捨て、一念精進、勇猛精進する必要がある。得体の知れない気の圧力が中丹田に上ってくると、それこそ勉強(修練)が進む過程であると思えばいいのである(大椎穴を通すための強い振動であるゆえ)。こういう時こそより強く下丹田に気を集めて大椎穴を通すための修練に励まなければならない。

 

大椎穴が塞がっている程度が酷い人は、真気が大椎穴を通す時に感じる圧力が強い。その時の圧力は、まるで金槌で頭を打ち上げるような感じに等しい。頭を体から切り離そうとするような強い気の湧き上がりを感じさせる。また、この時は、内部の強い振動によって外部の振動も経験することになる。この時の外部の振動は、上下左右に広がる強烈な振動である。場合によって左右の振動を先に感じることもあり、上下の振動を先に感じることもあるが、いずれにせよ、二つの振動を全て経験することになる。言い換えれば、上下左右の十字形の強烈な振動を感じることになるという話である。この振動が終わる瞬間、竅が開く。この時の竅が開く感じを表現するのは、実に難しいが、強いて言えば、凝り、重み、感電するようなぴりっとする感じ、暖かい感じなどが交差する強力な刹那の感じであると言える。これと同時に真気は、一気に泥丸宮の百会まで上ることになる。

 

任脈(24穴)
 

督脈(28穴)

 

ここでもう一度言っておくが、大椎穴を通した後も引き続き注意すべきなのは、意識を使ってはならないということである。つまり上ってくる気の感じを気にしてはならないという話である。もし気にすると、意識が付いて行くことになり、結局真気は途絶えて生気が生じることになる。それゆえ上ってくる気の感じを気にせず、ただ景色を眺めるようにじっと感じていればいい。この時、意識は下丹田に置き、引き続き蓄気のみに専念しなければならない。真気が大椎穴を通して頭の上に上るまで蓄気を継続すると、やがて真気は泉のような冷たい気と化して頭を涼しく濡らしてくれる。

 

修練がここまで進むと、大半の人が「温養」をしようとするが、温養をしてはならない。まだ小周天が終わっていないからである。温養は、小周天を完全に成し遂げた後にするものである。よって必要なのは、ただ下丹田に引き続き蓄気することである。蓄気を継続すれば、真気は泥丸で熱気が冷めて額に下ることとなる。額に下った真気が上丹田の印堂に至ると、印堂を中心に周りで丸い気と圧力を感じることになる。ここまで修練が進むと、誰もがこのように印堂の周りの丸い圧力を感じることになるが、それは正に上丹田の如意珠である「上珠」があるからである。こうして真気が上丹田の印堂を過ぎて鼻に下ると、鼻からも気を強く感じることになる。気が鼻を経ると、人中に下るが、この時は必ず舌先を口蓋に付けておかなければならない。こうすると、気は順調に顎まで下って行く。

 

顎から中丹田(玉堂穴)までは、相当な修練が必要である。特に首の部分は、気の動きを感知することが中々難しいだけでなく、余程気が強くないと、通しづらい。しかしここもまた一念精進、勇猛精進すれば、中丹田まで運気することができる。中丹田から下丹田まで下る過程は、修練者によって少し差がある。徐々に下る人もいれば、速く下る人もいる。この過程で任脈にちょっとした痛みを感じる人もいれば、全く痛みを感じない人もいる。この時、任脈をより容易く流通できる方法がある。それは、小周天を遂げた人の助けを受けることである。小周天を遂げた人と一緒に修練すると、その人の小周天気の影響を受けて任脈の流通が容易くなる。小周天を遂げた人と、そうでない人の気力の差は、実にものすごい。小周天を遂げて初めてその大した差を実感することができる。

 

前述した通り小周天とは、下丹田から出発した気が全ての竅を通して任脈と督脈を流通し、下丹田、中丹田、上丹田を一つに繋げることである。小周天を遂げる瞬間、つまり中丹田から下丹田に気が至る瞬間に下丹田では、丸くて暖かい気感を感じることになる。

 

小周天を成し遂げると、任督脈を流通させる過程で塞がっていた全ての竅を通したため、また何度も容易く気を流通させることができる。ただ引き続き運気すればいいのである。上・中・下丹田に一つずつ宿っている「三珠(三つの如意珠)」も任督脈を流通させる過程で磨かれ、小周天を成し遂げる瞬間、光を放つことになり、修練者自身もこの玉(如意珠)の存在を幽かに感じることができる。

 

小周天を成し遂げた後は、引き続き精進して運気の速度を上げる。小周天の通路(任督脈)に沿って気を一回回すことを一周と言うが、初めて小周天を成し遂げた時は、一周するのに掛かる時間は、普通約30~40分くらいである。勿論、場合によってもっと速く一周できる日もあれば、更に時間が掛かる日もある。

 

小周天を流通させた後、最初は一周するのに随分時間が掛かるため、一日ごとに一周をするのが普通である。しかし修練を重ねれば重ねるほど一周する時間が段々短くなり、10分くらいの修練で容易く一周できるようになるが、この時は一日に三周まで運気の回数を増やすのが理想的である。延いて一周する時間が5分になるまで修練が進むと、一日に十周も容易くできるようになり、引き続き精進することで一周する時間は、更に短くなる。このように修練に励み、2分以内に一周できるようになれば、とうとう次の段階である「温養」修練を始めることができる。

 

小周天を2分以内に一周できる境地まで至るためには、数え切れないほど一周を繰り返さなければならない。そしてこのように何度も一周を繰り返すと、三珠が自然に磨かれてそれなりの独特な光を放つことになる。

 

小周天を成し遂げると、凡人には感知できないことを感じることになり、色々と独特な経験をすることになるが、特に映画を見るように様々な「像」を見ることがある。この時見えるものは、雑念から生じる像である可能性もあれば、道界(天上界)で下す試験である可能性もある。修練者自身は、それが道界からの試験なのか、それとも雑念からの像なのか見分けるのが難しい。道界からの試験である場合、自分の境地より低い水準の試験ではないため、指路士の助力なしに決して試験に挑んではならない。もし試験に挑んでうまく解決することができなかった場合は、自分の力では試験から抜け出せなくなる。この場合、奇人に出会わない限り一生修道をしても試験から抜け出すことは困難であるため、十分に気を付けなければならない。

 

最後に一言付け加えると、小周天を成し遂げた人が温養まで遂げると、普段運気せずとも小周天が自ら一日に六周をすることになっている。つまり自動的に一定の時間ごとに一周ずつ、六回運気することになっているという話である。言い換えれば、子丑時(23時30分~3時30分)、寅卯時(3時30分~7時30分)、辰巳時(7時30分~11時30分)、午未時(11時30分~15時30分)、申酉時(15時30分~19時30分)、戌亥時(19時30分~23時30分)にそれぞれ一周ずつ、合わせて六周をすることになっているのである。

 

雲石門呼吸:석문호흡(増補版)、p65~75、桓祖(한조:Hanjo)著、石門出版社、2023

 

流れ星これは韓国の石門道門の石門出版社で石門道書を正式に日本語に訳した物ではなく、韓国で石門道法の石門呼吸をしている私が日本人の方々に石門道法を伝えるため独自に翻訳した物です。自分なりに日本語の勉強に励んできましたが、まだ足りない部分が沢山ありますので文章に不自然なところもあると思いますが、どうかご了承ください。

 

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