第3部 石門呼吸の心訓
1.比べるべからず(不比他人)
「他人と比べない」という意味の教えである「不比他人」には、「道」の大きな理と原理が籠っている。「後天役事」を通じて完成の道を歩く者は、比べることで自分を知っていくわけではない。ありのままの自分を見つける過程と手順の中に自分の根本の場所を探す道があるからである。
全ての存在は、それぞれ固有の存在性と存在価値を持っており、自分の存在性と存在価値による固有の任務と役割をしながら自分の道を歩いていく。よって宇宙森羅万象の光と力、価値は、他の何かと比べられることで生じるわけではない。既に存在しているそれ自体で高貴であり、尊貴であり、顕貴である。そのため不比他人を行う「石門道人」の生は、常に自分自身を大切にし、自分の内と外が違わず、知と行が調和(知行合一・言行一致・表裏一致・内外一致)を成す。
不比他人の真面目は、字を書いたり口で言ったりして伝えられるものではない。また、頭で理解しているからと言ってその真意を悟れるわけでもない。いつ如何なる時も修道者であり続けようとする努力と純粋で、純一で、純白な心と心掛けを基に修道の道を歩いて自分の根本の場所を探した時、真の不比他人の境地に至ることができる。後天役事を通じて完成の道を歩こうとする者は、不比他人という教えを常に心掛けて修練に一念精進、勇猛精進しなければならない。
石門呼吸:석문호흡(増補版)、p41、桓祖(한조:Hanjo)著、石門出版社、2023
これは韓国の石門道門の石門出版社で石門道書を正式に日本語に訳した物ではなく、韓国で石門道法の石門呼吸をしている私が日本人の方々に石門道法を伝えるため独自に翻訳した物です。自分なりに日本語の勉強に励んできましたが、まだ足りない部分が沢山ありますので文章に不自然なところもあると思いますが、どうかご了承ください。
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