マリーアントワネットの遺髪と最後の手紙! | YukaのちょっとおしゃれなParis生活

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東京では外資ブランドに勤務。2010年、パリに移籍となりました。
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マレにあるカルナヴァレ美術館は、
パリの歴史を振り返るのにちょうどいい大きさの美術館。
大きすぎず、小さすぎず。
混みすぎず、お庭も気持ちいい。
その上無料です。

フランス革命に関する展示も充実しており
マリーアントワネットや王家の人々の遺髪や
人権宣言などがあるんです。

世界史の教科書に載っていたフランス人権宣言!
こんな近くにさりげなく飾ってあったなんて。
ルイ16世の処刑前夜、家族と別れのシーンの絵や
両親の処刑後、幽閉されて病気で若くして亡くなったルイ17世の肖像画、
そしてマリーアントワネットの遺髪が納められたペンダントなど
もう一度歴史を勉強しなおしたいと思わせる展示となっています。

そして近くにあるのが国立古文書館
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スービーズ館とも呼ばれるこの建物は
ルイ14世時代に建てられた館で、
ロココ文化の最盛期を伝える内部装飾となっています。
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あまり知られていないのですが
ここにマリーアントワネットの最後の手紙が保管されているのです!
とても美しい筆跡。
ところどころ滲んでいるのは
時を経たからでしょうけか、彼女の涙でしょうか・・・
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(この写真はサイトからお借りしています)

「死刑の宣告を受けたのは恥ずかしいことではない」
「子供たちを残していくことだけが心残り」
「生まれてから今までに犯した全ての罪に対し心から神に許しを乞います」
と書かれた彼女の遺書ともいえるこの手紙は
義理の妹に向けて書かれましたが、彼女がこの手紙を読むことはなかったそうです。
義妹も処刑されてしまいましたから・・・

ちなみに処刑されたマリーアントワネットの遺体は
2週間近くも広場に放置された後、
プランタンデパートの近くにあるひっそりとした教会に
一度埋葬されます。

パリは本当に歴史がそこらじゅうにあるので
この様に1つ1つの出来事を紐解いていくと面白い。
今度はこの教会にも足をのばしてみます。


国立古文書 (スービーズ館)
60 rue des Francs-Brougeois 75003 Paris
火曜日がお休みです。