おれが小学校中学年の頃、北海道では新日本プロレスの中継が金曜夜8時、全日本プロレスの中継が日曜夜10時30分から放送されていました。

当時はタイガーマスクがブームなのと、日曜の夜中は起きてられない事もあり、周りの同級生も新日本プロレスは見たことあっても、全日本プロレスは見た事無いのはザラにいました。

おれがプロレスを見るようになった頃の新日本プロレスの中継は、タイガーマスク、○○組 対 ✕✕、△△の試合から始まる事が多く、タイガーマスクのシングルマッチやタイトルマッチを見たのは、引退間際になってからの話で、物足りなさも感じていました。

ある日曜日、テレビつけっぱなしで寝てしまい、夜中に目が覚めた時に映っていた番組が全日本プロレス中継でした。
その時、初めて全日本プロレス中継を見たのですが、その時の対戦カードは

NWA認定インターナショナルジュニアヘビー級選手権試合
〈王者〉大仁田厚

挑戦者は誰だったか覚えていませんが、チャボ・ゲレロ、マイク・デービス、ドスカラス、チック・ドノバンあたりだと思いますが、プロレスを見始めたばかりでヘビー級とジュニアヘビー級があることもよく知らず、とにもかくにも初めて見たタイトルマッチのチャンピオンが大仁田厚なのは間違いありません。

ここから全てが始まった。