千葉県の方、大変な日々がつづいていらっしゃるご様子……
私もかつて数日間の停電を経験しましたので(ちなみにこれ)
些少なりとご苦労お察しできるかと存じます。
本なども水にやられて、なかなか物語の力に頼れる場合でもないかもしれませんが……
そして、電力消費してまでこの過疎ブログをご覧のかたも
(二次をお読みにいらしたかた以外)
そういらっしゃらないと思いますが……
言葉の力、文字の力が、少しでも皆様の助けになりますことを信じ、祈っております。
さて。
「高丘映士(ボウケンシルバー@轟轟戦隊ボウケンジャー)の中の人がやってる『磯貝』というキャラが可愛い」
とオススメいただいたので、映画「47Ronin」を観ました。
●「47Ronin」ざっくりあらすじ
―*―*―*―*
忠臣蔵をファンタジーにしてみました。
主人公は天狗に攫われた鬼子という建前の西洋人(キアヌ・リーヴス)。
悪いのは6割妖怪女、4割吉良上野介。
―*―*―*―*
以下ネタバレなし感想。
つかまあ、もう、ご覧になった皆様がさんざん仰ってることですが……
監督が外国人。
主役も外国人。
なのでお察しください!
日本が舞台の時代劇だと思って観ると、痛い目に遭います。
これは
「47Ronin」=「劇団☆新感線」+予算-ギャグ-テンポ
ぐらいに思ってご覧になると、だいぶ塩梅がいいと思います
とはいえ新感線は「判ってて、敢えて外してる」
「47Ronin」は「判らずにやらかしてる」
であるのは明白なので、かなりの下位互換ではあります。
あとやっぱり舞台だとその場のノリで許せることも、映像だとアウトな部分も多いですよね。
ギャグじゃないから余計に。
(劇団☆新感線をご覧になったことがないかたには、よくわからない喩えですみません。
劇団☆新感線はけれん味たっぷりギャグたっぷり、衣装や音楽にロックが多分に入った、格好良い時代ものの舞台が多いのです。
とはいえ私もここ10年以上、観劇はとんと御無沙汰なのですが……)
衣装や背景の違和感を見て見ぬふりができたところで……
これもさんざん言われ尽くしてますが……
忠臣蔵は忘れろ!
そこも見て見ぬふりをしましょうwww
某「文豪なんちゃら迷い犬たち」の文豪が、元の文豪とぜんぜん違うけどこれはこれで、ってなるのと同じ理屈です。
いっぱい目隠しができたところで、内容の感想(やっと)
うーん。
やっぱりこれだけ「ここは見なかったことに!」というならもうちょい勢いで押して欲しかったかもです。
あと出てくる登場人物が全員、陰キャなのはどうかと思う。
もう違和感は拭い去れないんだし
いっそエディ・マーフィ投入
するくらいの勇気が欲しかったかもwww
(魔法が応えてくれるレベルの勇気@マジレン)
結論。
磯貝(上記/ボウケン銀)可愛かったです!
それとやっぱり真田広之が格好良い。