ラルク、世界ツアー&日本人初MSG公演
ロックバンド、ラルク アン シエルが、来年3月から約10万人を動員する同バンド史上最大規模の世界ツアーを開催することが17日、分かった。世界ツアーは約4年ぶり2度目で、香港を皮切りに現時点で7カ国・地域を転戦。3月23日には米音楽の聖地、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)でニューヨーク公演を行うことも決まり、同所初の日本人アーティスト単独公演が実現する。
結成20周年のメモリアルイヤーを飾る5大都市ツアーを敢行中のラルクが、さらなる野望に向けて動き出した。5月の東京・味の素スタジアム公演で、巨大スクリーンで予告した世界ツアーの詳細が明かされた。
来年3月3日の香港を皮切りに、7カ国・地域で開催。バンコク、ニューヨーク、ロンドンは初上陸だ。今後もさらに増える予定で、ロシアやチリ、ブラジルなどからオファーがあり、メンバーのスケジュール調整に追われている状況という。
ツアーの目玉はMSG公演。同所は世界中のアーティストが憧れる音楽の聖地として知られ、これまでローリング・ストーンズやジョン・レノンら数々のビッグネームが名を刻んだ。さらに、ボクシング王者のモハメド・アリ(69)が試合を行うなど、数々の歴史的なスポーツイベントも行われてきた。
ラルクにとって2004年のボルティモア公演以来、8年ぶりの米国ライブで、しかも初ニューヨーク公演がMSG。さらに、同所での日本人初単独公演となる名誉まで得た。メンバーも「世界的に有名な会場で単独公演ができることに興奮しています」と大感激だ。
ライブの演出や歌唱楽曲など詳細は未定だが、「海外仕様の20周年を詰め込んだ内容で、間違いなくベストヒットツアーになる」と関係者。メンバーも「日本代表としてパフォーマンスをしてきたいと思います」と気合が入る。来春、ラルクが新たな歴史を刻む。