お久しぶりです。
何を書いていいやらで更新が止まっていました。
そして二度目のコロナに罹患してました。
さすがに40度超えはきつかったです。
私は基本的に新しい冒険に踏み出すのは割と苦手というか、慎重……と思っていたらひょいっと3段飛ばしで突き進み始めたりするワケの分からん性格をしています。
音楽も映画も本も同じものをずっと楽しむ傾向というか。よく言う懐古厨。
そこで突然ですが定期的に映画鑑賞をすることにしました。
なんでって……漫画の勉強のためです!
映画のカメラワークは漫画のカメラワークに通ずるものである(らしい)ので、映画を観て取り入れようというつもりです。
他にも登場人物の動きとか。間の取り方とか。
もともとAmazonPrimeには入っていたので活用しようとなったわけです。ついでにNetflixも入っちゃいました。
そしてどうせなら大画面で観たい。
じゃあ買っちゃうか!
Fire TV Stick!
我が家の60型のテレビに繋いで、設定を手早く終わらせて早速
1943年ハリウッド制作の「オペラ座の怪人」を鑑賞しました。
以下感想
序幕:
普通にオペラに聞き惚れてしまった。
「オペラ職と普通の生活の両立は無理だ。音楽は恋人になりうる」というセリフが印象的。漫画もそうだよなぁ〜〜〜!!
娘の授業料のためにエリックが2年をかけて書いた曲を盗んだ(勘違いだったが)出版社の男の首を絞め殺してしまったエリック。顔に酸をかけられる。
下水道と思しき地下道に身を隠した。破傷風になるぞ!!!!
現代ならもっと効果を激しくしてそうな場面だ。
緩急がないわけではなく、好ましい。
演技が現代となんか違うな〜、目の演技がすごい。
特にキレたときのエリックの目の色の変わり方が。
中盤:
当然ながら、映像の技術が現代ほど発達していないものの基本的なカメラワークは現代に通じている(はず)。
クリスティーンの歌声に聞き惚れるアナトールを始めとした劇団員たちの演技すごい。やっぱり目が違う
当時のパリの服装素敵だな〜。華やか。
仮面で表情ほぼわからないのがかえって演技に魅入る要因になってる?
オペラに本物の馬使っとったんか!!これ本当のやつ!?
終幕:
娘への愛故の狂気。
父の想いは受け入れられず、かといって完全に拒絶されたわけでもなく。
二人の男の間でどっちつかずの態度を取っていたクリスティーンは、恐怖を抱きつつも怪人に対してもどっちつかずだった。
ある意味でブレないキャラ。一貫している
通して、愛の話であると感じた。
エリック→クリスティーン=父としての愛
クリスティーン→エリック=父とは知らない。親切な人。親愛寄り?
二人の男⇔クリスティーン=異性としての愛
オペラへの愛、娘への愛、異性への愛。
純粋な愛情が狂った愛情へと変貌していく様を見ていて、きっかけがあれば誰でもオペラ座の怪人になりうるのだな、と思ったり。 美しくも恐ろしい感情だなぁ。
男を手玉にとるクリスティーン、何故だか憎めなかった。
基本的なカメラワークしかとっていないが、結果的に情報量がちょうどよくて見やすかった。
これは漫画にも通ずるぞ…!と思ったので、変にこねくり回さずに基本のコマ割りに立ち返ろうと思った次第。
あと服や小物にももっと興味を持つように…したい…。
古き良き映画もどんどん観ていきたいですね!!