1年生 | 純粋未修者が東大成績優秀者から司法試験に一発合格したブログ

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司法試験合格を目指す未修者へ情報提供するブログです。

1年生の頃は、法律の知識が全くなかったので、なんとか追いつこうと必死でした。

ダラダラやらないように、前期と夏休みに民法ⅠとⅡ・刑法・憲法、後期と春休みに民法Ⅲ・商法・行政法・刑訴・民訴を理解するように計画しました。

また、2年生からは既修者と一緒に競わなくてはならないので、1年生のうちにロー入試既修者試験に合格できるレベルまで達しなければならないと考えていました。

さらに、東大ローは全体を上から4つに分けた順位がブロックとして年次末に発表されるのですが、未修者の司法試験合格率からすると、少なくとも1年生の時点で第2ブロックまでに入っていなければ合格は難しいと考え、第2ブロックまでには入ることを目標としました。


具体的には、各科目、基本書を通読すること・肢別本を解くこと・答案集を読むこと・趣旨規範ブックを覚えることをしました。


【使った教材】

★基本書

・民法:内田先生のⅠ〜Ⅳ全て読みました。家族法のⅣは読まなくてもいいです。むしろ、家族法の対策は試験直前の条文素読み・過去問演習で十分足りると思います。

・刑法:山口先生の青本読みました。試験直前も読み直しました。短答対策にもなりました。

・憲法:芦部先生の本と百選2冊の判旨部分のみ全て読みました。芦部先生の本のみではなかなか内容が薄いので、百選で判例の立場など理解を深めました。

・商法:リークエの会社法を読みました。読みやすく、分かりやすかったです。手形小切手と商法は、有斐閣Sシリーズを一回だけ読みました。

・行政法:塩野先生の本を読みましたが、とにかく読みにくいし分かりにくいのでオススメしません。授業で指定されたので買いましたが、他の本の方がいいと思います。

・刑訴:ケースブックを授業で指定されたので買いましたが、全ては読んでいません。授業で理解は事足りました。一応酒巻先生の本を持っていますが、通読はしていません。

・民訴:授業で事足りたので、本は持っていませんでした。しかし、試験直前にロープラクティスの民訴を読みました。内容は高度なので、1年生で読むのはオススメしません。

★肢別本

東大が提供してくれていたTKCの『基礎力確認テスト』という一問一答を代用していました。基本書で得た知識を確認するために使いました。

答案集

スタンダード100を使っていました。これは旧司法試験の問題も入っていますが、たくさんの答案に触れることができ、未修者でどんな問題が問われるのか・答案はどのように答えればいいのか等分からないことだらけの私にとっては、答案の書き方・論点とは何なのか・問題形式など、非常に勉強になりました。

★趣旨規範ブック

辰巳の本を使っていました。論点がわかりやすく載っており、論点の中で絶対に外せないキーワードにマーカーを引いて覚えました。これは、試験まで持っていき、最後まで何度も何度も回して覚えました。



最終的に1年生終了時には第2ブロックでした。