ライ麦畑でつかまえて | 癒しと競馬と音楽

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ライ麦畑でつかまえて




J.D.サリンジャーの代表作です。

実は私はこの作品を卒論で取り上げました。


J.D.サリンジャーは

1919年1月1日生まれということになっていますが

多分、違うでしょうね。


傑作と言っていいと思います。


私はユダヤ系の作家の作品がすきなのですが

サリンジャーはあまりユダヤの血を感じさせない作家です。


1950年代の若い世代を描いた作品で

庄司薫の「赤頭巾ちゃん、気をつけて」が

この作品の盗作と騒がれたことがありましたが

私はあまり似ていないと思います。


野崎孝さんの訳の文体が、

庄司薫さんの文の感じと似ていたのが

騒がれた原因でしょうね。

村上春樹さんの訳も後から出ました。


主人公ホールデンがニューヨークの街を

放浪するのですが

彼の妹のフィービーがとてもかわいいです。


ぜひ一度読んでください。

読みやすい本です。


書評


1951年に『ライ麦畑でつかまえて』で登場してからというもの、ホールデン・コールフィールドは「反抗的な若者」の代名詞となってきた。ホールデン少年の物語は、彼が16歳のときにプレップ・スクールを放校された直後の生活を描き出したものだが、そのスラングに満ちた語り口は今日でも鋭い切れ味をもっており、ゆえにこの小説が今なお禁書リストに名を連ねることにもつながっている。物語は次の一節で語りだされる。

――もし君が本当に僕の話を聞きたいんだったら、おそらく君が最初に知りたいのは、僕がどこで生まれただとか、しみったれた幼年時代がどんなものだったかとか、僕が生まれる前に両親はどんな仕事をしていたかなんていう「デビッド・カッパーフィルド」調のやつなんだろうけど、僕はそんなこと話す気になんてなれないんだな。第1、そんなの僕自身退屈なだけだし、第2に、もし僕が両親についてひどく私的なことでも話したとしたら、2人ともそれぞれ2回ずつくらい頭に血を上らせることになってしまうからね――。