第六回 ジャックダニエルの対抗馬



こんにちは。

大阪難波のBAR JACK'sInnの為一です。



今日ご紹介するのはエズラブルックス(EZRA BROOKS)です。

また併せて、その廉価品でもあるエズラブルックス ホワイトラベルもご紹介したいと思います。


エズラブルックスは1950年代、ケンタッキー州ホフマン蒸留所が作ったとされています。

発売当初はそれほど売れず今のように有名なバーボンウィスキーではなかったそうです。


少し時は進み1960年代になると、テネシーウィスキーであるジャックダニエルが急速に売れ名声を高めていきます。

この時、売れすぎて生産が追いつかなくなるほどだったそう。


これを好機と見たシカゴのマーケティング会社に勤める男がジャックダニエルの対抗馬として売り出しました。

実物をご覧になればわかる通り、エズラブルックスのラベルは黒地に白抜きの文字と非常にジャックダニエルのラベルに似ており、意識して作られた事が窺えます。


この売り込みは成功し、エズラブルックスの名とその味は広く認知され、1966年にはアメリカ政府から「ケンタッキー州で最も優れた小さな蒸留所」と表彰されています。


そんなエズラブルックスですが、1970年代中頃、生みの親であるホフマン蒸留所が閉鎖してしまい、1978年にブランド所有権がメドレー社に移り1988年までの間、社のメインブランドとして売られる事となります。

しかしメドレー社も1988年には解体されグレンモア社の傘下になりますが、そのグレンモア社も1991年にはユナイテッド・ディスティラリー社の傘下となってしまいます。

さらにブランド所有権が移り、現在ではミズーリ州デヴィット・シャーマン社が製品化・販売しています。

(原酒はケンタッキー州の蒸留所で作られていますが、どこの蒸留所かは秘密にされているそうです。)








エズラブルックス ブラックラベル(写真左)


原産国 アメリカ、ケンタッキー州

アルコール度数 45度



エズラブルックス ホワイトラベル(写真右)


原産国 アメリカ、ケンタッキー州

アルコール度数 40度




味はというと、スタンダード品であるブラックラベルは温かみのある味わいでまろやかでコクがあり、それでいて後味にはキレがあります。

バーボンの王道という様な感じがしますね!

是非ロックで楽しんで頂きたいです。


ホワイトラベルはというと、アルコール度数も40度と低くなっており、エズラブルックスらしさは残っていますが、やはり少しパンチが弱いように感じます。

しかし、逆に言うとライトで飲みやすい味となっています。

ソーダとの相性が良いのでハイボールにすると美味しいですよ。



今夜はこれで一杯いかがでしょうか?