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氷の華 2009.12.17
風に舞えや 氷の華よ 月下乱れ 冬の寒空
玻璃の花弁 屍(かばね)の茎 永久(とわ)に々に
夢幻はひらく
抱け細るその胸 赤き血脈
昇り落ちる 白し霜や 土くれの身 飾る化粧か
目細(まぐわ)し その氷の微笑 堕罪の葉に天譴(てんけん)の雨
狷介孤高(けんかいここう) 見つめる先の昨非(さくひ)
海月(かいげつ)には 恙無(つつがな)しと訛言(かげん)
眼も眩んだ輝煌(きこう) 冷耽なる藍靛(らんてん)の衣装
漫(そぞ)ろ笑みの惑乱 鬼気の如し
いつか実を結べば 世を滅ぼし 尚も美しく
咲き誇るだろう 虚偽永劫 氷の華よ
旭影(きょくえい) 差し 目覚めを告げ 時の鳥の哢吭(ろうこう)を聴く
義解は無粋 氷の美徳 一齣(ひとくされ)の後の憐憫(れんびん)
何を思い根を張ると 問うても 薄化粧の向こうがわ 閉ざし
時の過ぐも知らず 老いさらばえ朽ちることもなし
凛と断崖に立つ 氷の華 四莫の土に巣食い
永久の絶句 最恵の妙麗
眼も眩んだ輝煌 冷耽なる藍靛の衣装
漫ろ笑みの惑乱 鬼気の如し
いつか実を結べば 世を滅ぼし 尚も美しく
咲き誇るだろう 虚偽永劫 氷の華よ
風に舞えや 氷の華よ 月下乱れ 冬の寒空
玻璃の花弁 屍の茎 永久に々に
その花 咲かせ
氷の華よ
♪ぽいんと♪
巻き舌を意識して歌ってみよう。
私は巻き舌ができない。