家から車で10分。
広大な敷地をほこる群馬県立美術館。
「創作において自由なる競創展」が開催されていました。
中は写真NG。一部屋だけ撮影OKの部屋がありました。
撮影OKの作品だけを載せています。
19世紀、20世紀の芸術家とポスター展、その豪華な顔ぶれったらありません。
マティス、ピカソ、ローランサン、シャガール、ミロ、ダリ、などなど・・・・
19世紀に興隆したポスターに新しい表現の可能性を見出した芸術家たちは
互いに競うようにこのポスターに目を付けました。
当時ポスターを街角に貼っている様子です。
これはいけるぞ!と思ったのでしょうね。
観る人の印象に残る想像力豊かで遊び心のある作品を次から次へと創り出していきました。
これらは自らの個展や出版物の告知など自己宣伝にも大いに活用されました。
さらにこれに大きく貢献したのが20世紀半ばに発展した印刷技術。
特にマルロー工房が美術館や画廊の展覧会のポスターを担い、芸術と広告を融合させていきました。
まだまだ写真がその広告の役割を担う以前の時代でした。
石版画の多いことに気づかされました。というかほとんど石版画です!
オーブリー・ピアずりー子供の絵本の宣伝ポスター
グーテンベルクの印刷技術で書物の普及が花開いたようにムルロ工房のおかげでポスターの技術が花開いた感じでしょうかか?
ジョルジョ・ド・フール風刺雑誌小悪魔
数多い巨匠のポスターの中でも特に印象に残ったのがシャガールの2点でした。
これは自分でも意外でした。
なぜかというとシャガールの乙女チックな絵画はあまり好きではなかったのです。
シャガールといえば青森県立美術館の巨大なスクリーンが有名ですよね。
たしかにあれはじかに見ると迫力がありました。
今回のポスターはパリ装飾芸術美術館での展覧会 バラ色の画家 メトロポリタンオペラ魔笛
下の絵はこの二点とは関係のないポスターですが・・・
本当に色彩の魔術師ですよね!
これはセザンヌが展覧会の宣伝のために描いたポスターです。
なんか宣伝の文字があると引き締まってきますね。
そしていつものように買ってきた絵葉書の数々・・・・
さて、オーディブルの話題です。
本好きの下克上はちょうど印刷の機械を工房に依頼してだんだんと本が出来ていくところです。
面白いのですがちょっと中だるみ。
そこでミステリーに寄り道していきました。
アンソニーホロヴィッツシリーズです。
カササギ殺人事件→ヨルガオ殺人事件と読んできました。
アンソニーホロヴィッツは「このミステリーがすごい!」海外部門で連続トップを飾っています。
で、今回は「その裁きは死」
これがまた面白いのなんのって。
ホロヴィッツのは進みが遅くってまだろっこしいという人もいますが、これは
いいペースで進みます。
まだまだ真夏のような日々が続きます。
種まき、球根植え、などなどガーデナーは忙しい。気を付けてくださいね。