新一「助け合いって大事だよね」
沙都子「はい。そうですわよ？」
新一「何か，改めてそう感じたんだ」
沙都子「ふむふむ」
新一「自分一人で出来ることなんて」
新一「たかだかしれているだなって」
沙都子「その通りですわよ。1人で出来ることには限界がありますわ。確かに，コナンさんは優秀です」
沙都子「それこそ，小学1年生とはとても思えないくらい」新一「あはは……」
新一（本当は高校2年生だからな）
沙都子「それでも，無理なものは無理なんですのよ。自分の力を過大評価していたら，きっと痛い目に遭いますのよ」新一「そうかもね」
新一（思えば，1人で黒づくめの男達を追いかけて，あんな薬を飲まされたのも，俺の思い上がりが原因だろうし）
新一（所詮，俺は探偵。謎解きは出来ても，巨悪に立ち向かう力なんて無かったんだ。捜査権があるわけでもない。なのに俺は……）