毛利蘭というキャラクターを最初に意識したのは,おそらく何らかの方法(おそらくレンタル)でジェットコースター⚪︎人事件を観た際だったと思う。
元々,漠然と江戸川コナンという小学生の探偵を主人公とする名探偵コナンという作品があるという知識があり,偶然それをアニメで視聴したことで,元は高校生の新一が小さくされたのがコナンであり新一の幼馴染に蘭というお姉さんがいる様だという認識に至った。
そして,詳しくコナンを知りたくなった私は先述した通り,第一話であるジェットコースター⚪︎人事件を視聴し,工藤新一や毛利蘭がどういうキャラクターでどの様な関係だったのかを知り,本格的にコナンにハマっていった。
だが,その頃はまだ名探偵コナンがこれ程の長寿番組になるとは思っておらず,早く新一に戻れと思っていたと記憶している。
私が望んでいたのは名探偵コナン以上に新一と蘭の物語,言うなれば「工藤新一の事件簿」であった。
その後,灰原哀が登場し,幼児化というワードを用いたことや保険体育で第二次性徴を学んだことで新一や志保に起きた変化が単なる縮小ではなく,大人の身体的特徴を全て喪失し,幼児期の子供になることだと理解した。
そして,新一が幼児化する過程を想像する様になり,やがて幼児化しない対象として蘭の裸をイメージする様になっていった。
志保の幼児化についてあまり考えることがなかったのは,長らく志保には比較対象となる存在がいなかったからだと思う。
私が興味を抱いたのは,あくまでずっと同い年だった幼馴染が遥か歳上のお姉さんになるという状況であった。
故に,私の妄想は新一がAPTX4869を投与される瞬間からではなく,トロピカルランドでのデートから始まっていた。
同級生として,恋人同士の様にデートをしていた新一と蘭が,新一だけが幼児化したことでおねショタとなってしまうというところに私は重きを置いていた。アニメには少年探偵団が登場するところも皮肉めいており,私にとっては有り難かった。
故に,この頃にはもう「工藤新一の事件簿」を考えることはなくなっていた。
そうこうするうちに,ずっと大人だと想っていた蘭姉ちゃんが,少し先輩というだけになり,やがて同級生,果ては後輩となっていった。
この頃になると,毛利蘭は友達の様な身近な存在となっていった。
新一が幼児化するところよりも普通に蘭とその周囲への関心が高くなっていった(そこに新一がいるか否かはどうでもよかった)
ただ,それに反して最も名探偵コナン本編への関心が薄かったのがこの時期である。
高校生の日常めいて見え始めた名探偵コナンに私の興味は薄れていった。
名探偵コナンが完結しない話として位置づけられ始めたのも理由だったと思う。
その後,大学生になると少し離れた視点から新一と蘭を見る様になり,トロピカルランドのデートについて更に深く考える様にもなっていった。
新一が幼児化する際に蘭の陰毛が1〜2本抜けていた可能性に気付き,やがてそうあって欲しいと考える様になった。長らく同級生だった新一が幼児化するのだから,それくらい付き合ってやれという考えに至ったのである。
この頃から幼児化しない比較対象に園子を追加する様になっており,幼児化しない者同士である蘭と園子の友情を重視する様になった。
そして,そこに和葉や世良真純を加えていった。
その後の蘭に対する見方は大きく変わっていない。
時より,様々な可能性を考えたり,歳をとるにつれて女性として見るキャラクターが佐藤美和子や上原由依,萩原千速に変わっていったことで蘭を想う頻度が下がったりしたくらいである。
ただ,これまた皮肉めいているが,大学生,大学院生,社会人と歳を重ねた者として観ることで,名探偵コナンの熱自体は年々再燃していった。
したがって,今キャラクターとしての毛利蘭に対する想いはそれなりに強い。
故に,この度の訃報は私にとって大きな悲しみと衝撃をもたらした。
同時に,この様に長きに渡って,様々な思い出をもたらしてくれるキャラクターに命を吹き込んでくれた山崎氏に感謝の意を表したい。
