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無秩序の量子
法則がない時は
空間でたゆたう
振り子の先まで
1滴落とした行方は見えなくても
肌が覚えてる
ささくれた骨にも
染みて広がってた
ドアを開けて
像を結んで
瓶の底まで沈んでいく
スーパースローの映像なら
動機を見つけられたかな
波紋に見える幾重の境界線に
貫通する信念のチカラで
華美な縞模様は
永劫に鎮座するんだ
美しさの悲哀は
蓋をして閉じ込める
同じに日は暮れて
最後の西日が一瞬を照らす
褒章を覆すように
闇が警告するように
無垢な正義は
いつだって哀しい
フラスコはひび割れて
沸点まで耐えることなく
追究を捨ててしまえれば
きっと日々は優しいから
本筋ではない行間に
添削する笑顔に
全ての知識を詰めこんで
小さな一粒さえ重さを持つ明日に
それを愛と名づけるなら