昨夜は東京文化会館小ホールで行われたベルリンフィルのメンバーによる室内楽を聴きに行った。



この演奏会も東京・春・音楽祭のプログラムの一つ。

ベートーベン、ドホナーニ、モーツアルトの弦楽三重奏が演奏された。



演奏は、さすがベルリンフィルのトップ奏者、文句なしに素晴らしい演奏だった。
3人が個性を主張しつつも見事に作品をまとめあげていた。

前半、 ベートーベン弦楽三重奏曲に続いて演奏されたドホナーニの「弦楽三重奏のためのセレナード」は、初めて聴く曲であったが、なかなか面白い曲で、演奏の点でも三人の気持ちがぴったり合っていたと言う意味では昨夜のプログラムの中で最高の出来の曲であったような気がする。

メイン演目のモーツアルトのディヴェルティメントK563も、勿論素晴らしい演奏。

モーツアルトの世界にどっぷり浸かって聴いていた私は、最終楽章のAllegroが始まった時には、この幸せがもう終わってしまうのかと寂しさを感じてしまったほど。