ついに読み終えてしまった。
最近の楽しみが一つなくなってしまったことを残念に思う。
あとがきを聞いて知ったが、本来は1~3巻で完結する予定だったという。
しかし、さまざまな反響を受けて続編の4・5巻が生まれたらしい。
財前が裁判に勝って終わる展開に納得できない読者が多かったのだろう。
もし3巻で終わっていたら、自分も釈然としなかったと思う。
4・5巻の存在が、正しく生きようとする人たちを救い、自分自身も救われたような気がする。
そういう世界であってほしいと願う。
財前のように執念を持って生きることの尊さは確かにある。
しかし、そのエネルギーを自らの成功だけでなく、
社会や周囲の人々の幸福のために使おうとする人が報われる世の中であってほしい。
あとがきにもあったように、医療や法律についての綿密な事前調査と勉強がなければ、
これほどの迫力ある作品にはならなかったはずだ。その努力と熱量には改めて感服させられる。
ドラマを先に観ることなく、本書をオーディブルで聴くことができて本当によかった。
きっと今後の人生にも生きる学びとなるだろう。
