ロシア文学ご専門の沼野氏の「世界文学連続講義」。

リービ英雄、平野啓一郎、ロバートキャンベル、飯野友幸、亀山郁夫といった豪華ゲストとの対話集。

 

どれも面白かった。皆さん、本当に若いころからたくさんの本を読み、

そこから蓄積されているものの重厚さに感心させられる。

平野啓一郎の文章や表現のこだわり、リービ英雄やロバートキャンベルの複層的視点、

亀山郁夫が再びドストエフスキーに行きついた経緯など、

ゲストの全員が苦悩しつつも探究心を持ち続けながら切り開こうとしてきた姿勢が感じられた。

 

その中でも以下のコメントが文学の役割としても重要だと思えたし、

世の中・社会を少しでも良いものにしていくための重要な営みと感じた。

 

「僕は文学は、やはりマイノリティの声だと思ってます。強烈に人と違っているという感覚。そして本当のマイノリティというのは、自分にとっての切実な問題を必死でマジョリティに伝えようとするものだと思うんです。そうしなければ、社会からは黙殺されてしまう。」

 

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