飛行機の中で観たドキュメンタリー。

観るまでどんな内容なのか想像がつかなかった。

大げさかもしれないが、自分自身の生き方を含めて考えさせられる内容だった。

 

2011年ともう15年も前の作品ということで驚いてしまうが、David Gelbというアメリカ人が制作。

日本人ではなく、海外の人の視点からすし職人の生き方を捉えていることも本作のポイントである。

 

銀座にある高級すし店「すきやばし次郎」の様子を描くこの作品は、

店をはじめた次郎、そして跡継ぎとなる息子たちや若手職人、

寿司屋を支える顧客・魚市場・米屋を含めて、

芸術ともいえる極上のすしを提供するに至るためのエコシステムと、

涙ぐましいほどの彼らの努力の蓄積を伝える。

 

より良いものを提供しようと、高みをめざすための努力を積み重ねる日々。

これだけ情熱を傾けられるほどに好きなことを見つけられた彼らをうらやましいと思うし、

そうした飽くなき探求に敬意を表したくなる。

 

家族を含めて色んな犠牲を払っているだろうが (次郎の奥様が一切出てこなかったのは残念)、

顧客のために身を粉にして良いものを提供しようとしている職人の生き方を見て、

自分も少しでも、これに近づく努力をしたいと思った。