池澤夏樹氏が本書をどこかで紹介していたのをきっかけに手に取った。
本著書の多和田葉子氏はドイツに住み、日本人ながらドイツ語でも本を書いている。
多言語・異文化・移動をテーマにしているように見受けられ、
そういった点からも興味を持った。
しかし、なぜだか、本書にあまりついていけなかった。
移民として、「言葉とアイデンティティを巡る旅」を続ける話であり、
まさに自分の生い立ちの重なるような話なのではないかとの期待感もあったが、
本書に入り込めなかった。
テーマは間違いなさそうなのだが、ふわっとした感じがずっと続く感じが、
自分にとってはわかりづらかったし、自分には合わない感覚があった。
ただ、どこかでトライしてみたい気持ちはある。
本書はシリーズ作3部作の1作目ということみたいだし、また試してみたい。
