前に観たような気もするが、"X" で本作に関するコメントがあり、
お気に入りのレオナルドディカプリオ主演ということもあって、アマプラで視聴。
緊張感のある作品だった。
自分の過去に起きたショックやトラウマによって、自身の記憶が書き換えられてしまう。
ショックやトラウマがなかったとしても、自分の都合の良い形で、
記憶が改ざんされることは、何も珍しいことではなく、日常に、多くの人で起きていることだろう。
その改ざんされた記憶が前提に自分の理解を固めてしまう。
そして、それは周囲から妄想と呼ばれ、或いは病気(精神的疾患)として認定される。
記憶をどう取り扱えば良いのか。
自分にとっての事実とはなんなのか。
人間社会を生きていくためには、
周囲の人々とのやり取りが避けられない中で、自身の記憶や理解に対して、
時には疑問を呈し、検証することが必要と思われされる。
なぜなら、「事実」を前提とした記憶は、
自分が理解する「事実」よりも、社会や周囲の理解する「事実」が優先される。
なぜなら、美人コンテストのように、社会や周囲の人間たちが決めた「事実」が所与の事実となるからだ。
そんなことを本作品はハラハラさせながら気づかせてくれる。

