飛行機の中で視聴。

クリント・イーストウッド作品ということで、ぜひ観たいと思った。

クリントも94才とのことで、すごいし、お疲れ様である。

 

やはりいつもの通り、白黒つけがたいテーマを扱ってくる。

そう、世の中には答えのない問いが数多く存在する。

真実でさえ、時に答えにならない可能性がある。

それでも、まずは真実に寄りかかる必要がある。

なぜなら、人間が陥りやすいバイアスや決めつけ、先入観に基づく判断を、できる限り排除したいからだ。
この映画では、視聴者自身も感情移入させられ、バイアスのかかった判断をしてしまいそうになる。
少なくとも自分は、最後にそのような気持ちにさせられた。
それが世の中にとって良いことなのか、悪いことなのかは、わからない。
さらには、人の裁き方を含む法制度の在り方までもが問われているように感じた。

身近な問いをいくつも投げかけてくれる、良作だった。
それなのに、日本では劇場公開されていないらしい。残念な話だ。

 

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