大学院に通学していた際、大学教授を目指すのも良いかもしれないと思ったことがあった。
やはり好きなことを勉強し、自由に人生を過ごしているように見えたからだ。

 

もうさすがにその道に進むのは難しい中で、未だに未練があるのか、本書に引かれて手に取った。

気楽に読める内容でありながら、キャリアの序盤から現在までの歩みを通じて、
辛かったこと、良かったこと、うまく行ったこと、業界の大変さなどが多岐にわたり語られており、参考になった。

 

自分が抱いていた大学の先生への羨望は正され、どんな仕事にも競争があり、辛苦をなめるような状況を経なければ、なかなか成功しない現実を改めて確認した。

 

最後に、人生のさまざまな場面を共に見てきた奥様を亡くされた話には胸を打たれた。
それによってメンタル不調に陥ったというくだりは他人事ではなく、
自分にとって大切な妻を、これからも大事にし、良い思い出を作っていかなければならないと思った。

 

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