TwitterでフォローしているMotoyamaさんが紹介していた本で、
興味を持ち、PMF(プロダクトマーケットフィット)に関する本書を手に取ってみた。
自分の仕事でもこれに似たアプローチを取ろうとしていたこともあって、すんなり入ってきた。
ここに記載されていることをしっかり辿ることができているかを、都度検証しながら、進めていきたい。
早い段階で、如何に顧客の問題を正確に特定できるかが重要に思える。
- フィットジャーニーの概要と営業資料の早期作成
- フィットジャーニーは、プロダクトが市場に受け入れられ成長するプロセスを詳細に言語化したもの。
- サービスのプロトタイプを作成する前に営業資料を作成し、顧客にサービスの概要や導入メリットを伝える。
- Amazonのプレスリリース手法に似て、営業資料の早期作成により顧客の具体的な質問を吸い上げ、サービスの設計に反映させる。
- 営業資料を早い段階で作ることで、顧客の声を迅速に反映し、Problem Solution Fit(PSF)を早期に達成することができる。
- PMFの重要性と達成に向けた要素
- PMFに失敗する理由として、正しい市場に合致しない、顧客ニーズに応えられない、適切な組織体制が構築されていないことが挙げられる。
- PMFを達成するための組織体制は、ビジネス経験の豊富なメンバーを揃え、明確な市場ニーズに応えるプロダクトを提供することが重要。
- PMFの達成には、特定の市場で顧客のニーズを満たす商品を提供し、その市場の潜在顧客が多いことが鍵となる。
- 新規事業の成功確率とリーンスタートアップ手法
- 新規事業が売上40億円に到達する確率は非常に低く、スタートアップの成功率はわずか7%である。
- 成功する新規事業の多くは、リーンスタートアップ手法を用い、顧客の課題を明確にし、効果的なソリューションを提供することで成功する。
- 起業や新規ビジネス開発において、顧客の問題を特定するCPF(Customer Problem Fit)を飛ばさずに進めることが成功の鍵である。
- バリュープロポジションと成功要因
- PMFを達成するためには、顧客が望む価値を提供し、競合他社が提供できない独自の価値を明確にすることが必要。
- バリュープロポジションの構築には、まず顧客の問題を正確に特定し、その問題を解決するプロダクトを提供することが求められる。
- 起業家が成功しやすい条件として、業界経験が豊富で、ビジネスの経験が10年以上あることが成功の要因とされる。
- PMFの測定方法と更なる成長
- PMFの定量的な計測には、ショーンエリステストが有効であり、NPS(ネットプロモータースコア)やエンゲージメントも補助的に使用できる。
- ショーンエリステストは、業界や業種を問わずに利用でき、PMFを測るための信頼性の高い指標である。
- PMFを達成した後も、クロスセルやアップセルを通じてさらにPMFを目指し、顧客の新たなニーズに応える必要がある。
- 顧客の問題を追求することがPMFのトリガーになりやすく、CPF(Customer Problem Fit)の追求が成功への重要なステップとなる。