哲学は前から興味があり、いくつか入門書を読んできた。
但し、本当に入門書或いは解説書ばかりである。
原典にはまだ手が出せない。
本書もご多分に漏れず、入門書である。
西周、西田幾多郎、和辻哲郎など、聞いたことのある名前が本書でも出てきて、
日本の哲学がどのような変遷をたどってきたのか、興味深く聞くことができた。
ただ、どんな内容だったが、正直ちゃんと思い出せない。
本書を読んで、すでに一週間ほど経ってしまったということもあるかもしれないが、
本書に書いてあったことを語ろうにも語れない。
自分の中に結局、残っていないということだ。
しかし、読んでいる際にはなるほどと思ったり、面白いと思う。
興味のある内容である。あまり自分にプレッシャーをかけずにまずは楽しむだけで良いと思っている。
今後もこのスタンスでひとまず続ければ、そのうちに何か語れるものが出てくることを期待する。
少なくとも、本書で出てきた廣松渉や木村敏、武内義典、西谷啓治、九鬼周造の名前ぐらいは頭に入れて、
何を思索してきたのか、どのように知を積み上げてきたのかを少しずつ理解できるようになりたい。
- 明治維新後、日本最初の哲学講義は西周が私塾「育英舎」で行った「百学連関」。哲学だけでなく、論理学や存在論など学問全般を含む。日本語による本格的な哲学講義はこの時が初である。
- 1583年にはイエズス会がラテン語で哲学を教えていたが、これはポルトガル人神学生が対象であり、日本哲学の始まりとは異なる。その後、日本で哲学が本格的に教えられるようになり、約150年が経つ。
- 日本哲学の意義について、世界哲学という視点から論じられるようになり、2020年以降、日本哲学も世界哲学の一部として位置づけられるようになった。世界哲学は西欧哲学だけでなく、各文化に根ざした哲学が対話する場を意味する。
- 本書では、日本の哲学を8つのテーマ「経験」「言葉」「自己と他者」「身体」「社会・国家・歴史」「自然」「美」「生と死」で検討し、それぞれの問題について日本の哲学者たちの思索の特徴を探る。
- 多くの日本の哲学者は知識の成立を見直すことに関心を持ち、知識と行為、身体、感情との関連性を重視した。知識は単に論理で理解するのではなく、現実との関わりを持つ「生きた哲学」であることが求められる。
- 哲学の思索には、変化や動性を重視し、固定された概念や定義にとらわれないことが必要とされる。このような日本の哲学は、対話を通じて世界哲学に貢献する可能性を持っている。
