楽しみにしていたトルコ・ギリシャ編。
トルコとギリシャの違い、ギリシャに対する思い、
旅と人生の対比、最後の手紙、、、
どれをとっても完成度の高い内容だった。
筆者が辿ったイスタンブール、テッサロニキ、アテネ、ミケーネ、スパルタ、ミストラ、オリンピア、パトラスのルートは、自分の残りの人生でまた一度は行ってみたい気にさせられた。
ギリシャの旅の最後に、偶然会ったおじさんに誕生日会に招待され、
そのままそのお宅に泊まっていった際の夜はなかなか寝付けなかった。
その理由が、孤独を癒し、人の温もりを感じさせてくれるような出会いを与えてくれた神様に感謝したいとの思いを巡らしていたからだった。このシーンはぐっと来た。
また、船上で婦人と交わした「Breeze is nice.」「Yes, nice」のシーンも最高だった。
最後の手紙の内容は、旅と人生を対比させながら、その時に感じている喪失感を表現している。
示唆的だった。もう一度読み返して、反芻したい。
「深夜特急6」のオーディブルは12/31に配信される。待ち遠しい。