深夜特急は3まで聞き終えていたが、

4以降は今回の長いドライブの旅に備えてとっておいた。

 

今回は目的地まで20時間の旅だが、深夜特急の続きが聞けると思って、

最初から気分良くドライブをはじめられた。

 

そして、深夜特急は本当にドライブによく合う。

旅はインドからパキスタン、アフガニスタン、そしてイランへ、

今はもうアフガニスタンを通ることはできないだろうが、

カブールがヒッピーや旅行者が長旅を癒す場所だったのは意外だった。

 

道中、色んな壊れかけているヒッピーに出会うところが示唆的だが、

その中でもフランス人の壊れ方が最も激しい、というのは印象的だった。

この時代、色んな国籍の中でも、サルトルやカミュの実存主義の台頭で、

最も自由への追求が先鋭化していたことが影響して、そういう風潮があったのかもしれないと想像した。

 

フィクションだとはわかりつつも、テヘランで少ない情報にも関わらず、

なんとか日本人のイソザキ夫婦にギリギリで会うことができ、

ご馳走してもらうシーンは面白かった。

 

さぁ、次はトルコ・ギリシャ編。自分が最も楽しみしていたパートである。