Taker, Giver, Matcher の大きくわけて3つのタイプがあるとすると、
ありきたりな結論だが、Giver が最も成功する、と。
なお、その名の通り、Takerは与えるよりも多くを得ようとする人、
Matcher は与えることと受け取ることのバランスを取ろうとする人のことである。
そして、Giverは受け取る以上に与え、他人中心の考え方を取る人である。
誰しも、なんとなくGiverになりたいと思っているのではないか。
しかし、資本主義という名のゲームに投入されている以上は、
如何に競争に勝つか、自身の利益を守るかを真剣に考えなくてはならない。
その現実と理想のバランスをどのようにとるべきかとの話のような気がしていたが、
そこは本書の論点にはしていない。
とにかくGiverであることが正しく、さらには成功するポイントだけは気を付けて臨んでほしい、
ということが本書のメッセージだ。
なんとも左翼的な言説になってしまっており、
現実に直面する困難がおざなりになってしまっているような印象を受けた。
ただ、ここで主張していることの多くは否定できるものでもなく、
もちろん実践できるに越したことはない。
そんなGiverの特長を以下に纏めている。
- 人脈活用: Giverは休眠状態の関係を再活性化し、信頼関係を築くことができる。これにより、新しい情報を得ることができる。
- 影響力: Giverは短い時間でも他人に親切にすることができ、その行動が伝染していく。Pay Forwardの考え方も浸透させる。
- Giveと生産性の相関関係: Giverは他者に多くの支援を提供し、その結果、生産性が向上する。
- チームでの成果: Giverはチームの一員として周りから感謝され、信用貯金を積み上げることができるため、チームの成功に貢献する。
- 認識のズレの補正: Giverは他人の視点を理解し、自己犠牲的な行動に陥ることなく、相手の立場を考慮することができる。
- 人を育てる能力: Giverは他者の期待に応えることで、その人を育てることができる。
- 長期的な視点: Giverは自己のプライドよりも長期的なメリットを優先し、他人への貢献を重視する。
- 控えめなコミュニケーション: Giverは相手目線でのコミュニケーションを取り、控えめな姿勢で接する。
また、Giverとして成功するためのポイントは以下になる:
- 成功Giverと失敗Giverの違いは、モチベーションにある。
- 成功するGiverは他者への利益を重視し、そのモチベーションを維持する環境で活動。
- 一方、失敗するGiverは信用しすぎる、共感しすぎる、臆病になりすぎるなどの罠にはまりがち。
- 成功するGiverを増やす方法として、フリーサイクルなどの共通性を活かしたコミュニティを構築し、特異なグループに所属することが挙げられる。
- 成功を定義する際には個人の業績に加えて他人への貢献度も考慮することが重要。
