本書は以前キンドルでも読んだが、オーディブルでも今回聞いた。
やはり上司のやり取りで、反応しまくっている自分がいて、なんとかしたいと思い、手にとった。
要は自分は承認欲が強く、不要な判断をしすぎている。
自分は正しいとの思い込みもやめたい。
どんな時も自分に集中し、今やるべきことを見極め、お役に立てるように生きていくことも積み重ねたい。
- 悩みを解決する手順
- まずは、悩みがあることを「ある」とだけ理解する
- 次に、悩みや苦しみの原因は、執着であることを理解する⇒反応しなければ楽になれる
- 悩みには解決策がある
- 反応する前に、まず理解する
- 悩みの原因は心の反応である
- 心の反応の背景には求める心や、七つの欲求(特に承認欲求)がある。
- 心の状態をよく理解するには、①言葉で確認する②感覚を意識する③貪欲・怒り・妄想の三つに分類する。
- 判断したがる心の正体
- 判断自体が気持ちいいこと
- 承認欲が満たせること
- 人が苦しみを感じるとき、その心には必ず「執着」がある。
- 判断(決めつけ、思い込み)、一方的な期待・要求は執着の一種。
- 仏教が目指す「正しい理解」とは、逆説的な言い方になるが、「正しいと判断しない」理解。それよりも「真実であり、有益である」ことのほうが大事ではないか、と考える。
- 実践、ムダな判断から自由になる方法
①一つめは、シンプルに判断に気づくこと。
②「自分は自分」と考える
③いっそのこと「素直になる」 - ブッダの考え方のポイントは「世間にはこういう人もいるかもしれないが、わたしはこうしよう」と、他人と自分との間にきっちりと線を引いていること。「人は人。自分は自分」という明確な境界線を引く。
- 自分を苦しめる、慢の原因は「自分は正しい」という思い込み。
- 「私は慢という病気にかかっていました」と、素直に認めるのが一番。
- 判断を止めれば、人生は流れ始める。
- 仏教による自分を励ます方法
- 方向性を見定める
- 今に集中する
- 妄想するのではなく、行動する
- 「とりあえず体験を積む」だけでよい
- やってみる
- 体験を積む
- ある程度の成果を出せるようになる
- 周囲が認めてくれるようになる
- 「こう動けば、ある程度の成果が出せる」と見通しがつくようになる
- まず悩みを「整理」してみる
- 不快な感情が生まれるのを防ぐ(感情の問題)
- 相手とどう関わるかを考える(関わりの問題)
- 相手のことを「判断」しない
- 過去は「忘れる」記憶を相手にしない
- 相手を「新しい人」と考える
- 「理解し合う」ことを目的とする「関わりのゴール」を見る
- 他人の目が気になる心理の正体は、「承認欲」にある。
- 妄想は妄想にすぎない
- 妄想には際限もないし根拠もない
- 私はこれ以上妄想を追いかけない
- 承認欲を正しい努力で満たしていくために:
- 認められたい気持ちをモチベーションにして、今の仕事、生活を改善していく。
- どんなときも「自分のモノゴトに集中する」
- 「自分で納得できることを指針(基準)とする
- 人生の大きな心構えとして慈・悲・喜・捨の四つの心がけを持って生きることが大切
