株式市場は好況。しかし、良い時期が続く可能性は低い、とのEconomistの記事。
それりゃそうでしょう、と。
良いタイミングもあれば、悪いタイミングもあり、
みんなが知りたいのはいつ不況が訪れるのか、どれほど深い不況なのかということであり、
「良い時期が続く可能性は低い」というのは誰でも言えることである。
一方で、昨今の状況を以下のように纏めており、確かにネガティブな要素が多くなっていることは事実かもしれない。
- 専門家は、米国企業で過去数年間に見られた驚異的な株式市場リターンを再現するために必要なものを長期的に提供するのは難しいと主張。
- 評価額が既に極めて高い水準にあり、利益の見通しも厳しい。利益の成長は低い税金と金利によって支えられてきた部分が大きい。
- 企業は金利の急激な上昇や税制の変化といった深刻な問題に直面。
- 無リスク金利は豊かな国々で約2倍に増加し、低水準に戻る保証はない。
- 多くの国で法人税率が上昇。大規模な多国籍企業にはグローバル最低有効法人税率が設定されている。
- 米国株式が高いリターンを維持するには、企業価値の過大評価や収益の急激な成長が必要。
- 投資家はAIの導入に期待しており、企業はこれを活用して生産性を向上させることができる可能性。
- 技術的な進歩以外にも、地政学的状況や貿易の停滞、インフレとの戦いなど、他の要因もビジネスに影響を与える可能性。