以前にも読んだ本だが、仮説をつくる・ストーリーを考える力があまりに弱いことを実感し、
がっかりしたので、本書を改めて手にとった。
高松氏が「考えるエンジン」で言っていることと根本的には同じだが、
復習する意味でも良かった。あとは、どこまで実践を繰り返せるかだ。
- 企業が意思決定をする場合に、闇雲に情報を収集するのは、明らかな間違い。
- 解決策につながるいくつかの課題=仮説にフォーカスして、それを検証することにエネルギーを使った方が、効率がよい
- 仮説思考でまず重要なのは、自分なりにある程度まで踏み込んだストーリー構成を組み立て、それが正しいかどうか調べ、間違いに気がついたらただちに軌道修正し、改めて他のストーリーを考えること。
- ビジネスの場面において、仮説思考は真の問題が何かを発見し、解決策をつくる上で非常に有効に働く。
- 問題を絞り込むと、幅広いテーマでもかなりコンパクトに扱うことができる。
- 仮説を使うということは、効率的に不要な問題や役に立たない解決策を消去するプロセス。
- 仮説・検証のプロセスを繰り返すことが重要。実験回数が増えるほど仮説は進化。
- 仮説を立てる方法には定石はない。一般的には、①分析結果から仮説を立てる方法、②インタビューから仮説を立てる方法、③ヒラメキの3つ。
- 分析に着手する前に仮説を立て、深掘りすべき分野を絞り込んだ上で、そこについて分析を行い、仮説の検証・進化につなげていく。
- 質問は深く掘り下げていく必要がある。仮説を立てるためにも、仮説を進化させるためにもこれはとても重要なこと。
- インタビューメモをつくる目的は、①自分の頭を整理するため、②インタビューで得たことを他人とシェアするため③プレゼン資料を作成するときのベースにするため。
- よい仮説の条件ー①掘り下げられている、②アクションに結びつく
- 仮説を検証する方法は、①実験による検証、②ディスカッションによる検証、③分析による検証の3つ。
- 上手なディスカッションを実施するコツとしては、①必ず仮説を立てて行うこと、②仮説を否定せずに進化を目指すこと、③議論は負けるが勝ち、④メンバーはバラエティ豊かに
- 分析を行う目的は、①問題を発見する②相手を説得する③自分を納得させるの3点。
- 定量分析の基本技:①比較・差異による分析②時系列による分析③分布による分析④因数分解による分析
- トレーニング①:So What?を考える, ②:なぜを繰り返す
