先日同著者の「問い続ける力」を読み、参考になったので本書も読んだ。
イノベーションを起こす上で、たくさんのヒントがあった。
- 新しいアイデアを生み出すには「大局観」が不可欠であり、一見「やり尽くされている」ような事象も、視座の「軸」を変えることで「空き」を見つけられる。
- 既存市場の中でどれだけ質を高めても、「新しく質の低いもの」には勝てない。まずは新しくして、それから質を高めるべき。
- バイアスを見つけて破壊することで、イノベーションが生まれる。
- ビッグピクチャーとディテールの間を行き来しながら現象を理解していくことが、大局観を持つためには重要。
- 「幅広い知識や経験を備えたシニア」と、「カッティングエッジな知識を持つ若手」の組み合わせこそが、最も破壊的なイノベーションを起こしやすい。
- 日本は質を高めるアップグレードが好き。逆にアメリカは、まったく新しいものを作りたがる。でも、破壊的イノベーションと呼ばれるものは、新しさと質を両立させたところに起こるもの。
- 芭蕉に私たちが学べることがあるとすると、「まずは質の高さはどうでもいい。一回新しくした後に質を高める。これが日本流のThink Differentなんじゃないか」
- 私は知的生産の本質は、「何らかのイシューに答えを出すこと」
- 第一に、母国語、第二に世界語、そして第三に問題解決能力。母国語と言っているのは、文章や相手の言っていることが理解でき、明確に考えを表現し、伝え、議論することができる力。世界語、現在は英語、と言うのは母国語と同様な能力に加え、情報のタイムリーな収集能力、言うべきことを敬意を持って的確に伝える力です。問題解決能力は、問題設定力であり、課題や対象を切り分け、整理する力、意味合いを出す力、以上を踏まえ、実際に結果につなげる力。
- 知覚できる内容や深さを高めるために、first hand的に理解できる領域を増やすことが大切。そして、幅広く多面的に考え抜いた領域が増えることが大切。
- 何かこれだけはというような圧倒的な情熱を持ちつつ、偏りのない理解を持てる領域を持つこと、そして今起きている世の中の変化のドライバーである自然科学、社会科学、また歴史的、地理的な背景を理解する。
- ビジネスというのは無限の自由度から自由度を落としていく作業にほかならない。
- 僕のイノベーションというのは、「そのバイアスを見つけて破壊すればいい」ということ。
- トレードオフ構造になる軸を見つけることで、イノベーティブな視座を得ることができる。
- 「ロジックとアイデアは必ず対にすること」が重要。
- 「おもしろがる力」「おもしろがらせる力」「おもしろくする力」の三つが、これから先に持つべき力。
- 「ちょっと待てよ」「そもそも」「ということは」という口癖を、気にかけていくといいのではないか。
- ディスラプティブな人はどこから考え始めるかというと、「いまは人気がない古いアイデア」から考える傾向がある。
