ネットワーキングを通じた情報収集や人間関係構築に強みをもつ同僚がいる。
しかし、その同僚はアクションを確実にこなしたり、やる抜く力に欠けている。
その同僚に対して、上司は情報収集による価値提供も、日々の業務を確実にこなすことが前提としてあり、ネットワーキングを通じた情報収集だけでは仕事をしているとは言えないと断じる。
自分も上司の言っていることに賛同する。基本動作が組織内でできないと、折角の活動もむしろマイナスに作用しかねない。
しかし、組織がその同僚のネットワーキングに助けられていることも事実である。そして、強みを活かし、得意な領域に注力することはその個人にとっても、さらには組織全体にとっても効果的であることを主張する論調は多い。
その同僚と同じように自分にも強みと弱みがある。自分の弱みは許容しているクセに、他者のそれを許容しないというのは筋があわない。
チーム全体で成果を出すということがゴールとして設定されているのであれば、周囲のメンバーの弱みを把握し、それをチーム内でカバーするという発想が重要。
