サラリーマンは地雷を踏まないようにするためのリスク感覚とともに、自身のポジションを獲得するために陣地を取りにいく積極性も重要である。

 

本日はその陣地取りを露骨に平場の会議で主張する人に出くわした。

「その役割は自分の所属元でしかできない。今候補になっている部署はその能力もないし、やるべき立ち位置にもいない。」

 

客観的にこういった主張をする人を見ると、残念な気持ちになる。

自身のポジションを守ることは、生きていくために必要だ。

しかし、全員が乗っている船(会社)を正しく舵取りするためには、自身の置かれているポジションは横に置いて話をしないといけないこともあるはずだ。

 

そして、仮に自身のポジションをアピールしたくなったら、もう少し上手に言うべきだ。平場で主張するのはあまり賢いやり方ではない。きっと、他にこの主張を聞いていた人も私と同じことを思ったのではないか。

そうすると、その主張をしたことのダウンサイドが少しずつ表面化してきて、逆に自分の首を絞めることになるのではないか。

 

サラリーマンというもの、悲しい生き物である。

努力しただけでは報われず、上手に賢く動かないといけない。

しかし、それがとても難しいし、自分にそれができるとは思えない。

 

とすると、サラリーマンに向いていないということになるが、他に選択肢があるわけではないし、困ったものだ。