Mundorf フィルムコンデンサー SupEvo-SilverGold-Oilは気になっていたのですが、高価で手が出せないでいました。今までコンデンサをいろいろ試して、現在使用中のスプラグ製ブラックビューティーにたどり着き、十分満足していました。


 それがヤフオクにSupEvo-SilverGold-Oilが比較的安値で出品されているのを見つけてしまい、少々迷いましたが落札してしまいました。出品されていたのはSupEvo-SilverGold-Oilの0.10μFと、SupEvo-SilverGoldの0.15μFです。


SupEvo-SilverGold-Oil 0.10μF


SupEvo-SilverGold 0.10μF


本当は両方ともOil(オイルコン)タイプがが欲しかったのですが、滅多に出品される物ではなく、また約定価の半額に近い価格だったので即決で落札しました。


 電源ケーブルの交換によって音質が進化したことで、もっと音質を良くしたいという欲もあっての衝動買いですね。


 現状のシステムで音質に不満があるところは、曲によって少し高域が辛く感じる時があること。それと最近の曲に多いのですが、盛り上がりで複数の楽器が一斉に鳴ると耳に辛く感じるところです。 


 どれぐらい改善されるか期待して、まず高音用の真空管アンプ WE249aシングルのカップリングコンデンサを交換します。
いま付いているのはスプラグ製のブラックビューティー 0.1μFです。これをMundorf フィルムコンデンサー SupEvo-SilverGold-Oil-0.10μFに交換します。


WE249aシングルアンプ

ブラックビューティー

逆相で取り付けた時の写真

 続いて、低音用の真空管アンプ EL34シングルのカップリングコンデンサも、同じくスプラグ製のブラックビューティー 0.1μFが付いているので、こちらはSupEvo-SilverGold 0.15μFに交換です。 


EL34シングルアンプ

順方向で取り付けた写真

 実は、Mundorf製のオイルコンデンサはWE249aアンプの電源部にも使ってまして、写真の電源トランスの横にある白いコンデンサ(Mundorf MCAP EVO Aluminum Oil 39.0μF 450VDC)がそれです。

同じようにEL34アンプにも39.0μFを使用してます。


 比較はしていませんが、電解コンデンサより解像度があって音の見通しが良く、ヴォーカルや楽器の質感が良いと感じてます。


白色の大きなコンデンサが Mundorf です


 ・試聴の感想

交換した直後は高域の伸びもなく、低域の出も弱くレンジが狭く感じました。
中域も抜けがイマイチで覇気のない音がしてました。


 エージングが5時間ほど経過した時点では、高域と低域のバランスが良くなって来ました。
高域のキツさは十分抑えられていますし、今まで盛り上がりの部分で辛かった曲もキツくありません。 


 しかし音の抜けが良くないです。低域も一番低いところが出ていません。ヴォーカルの音像が大きく、少し奥に引っ込んでるように聴こえます・・・・ 


 もしかして、逆相?!! 


 そういえば、今回は何も考えずにMundorfの文字の流れ通りに、Mをプレート側にして取り付けました。

そこで以前フィルムコンデンサの方向性を調べて、ノートに書いてあることを思い出しました。


 ノートを見てみると、「Mundorfのフィルムコンデンサは端子の短い方が巻き終わり側、端子の長さが同じ場合はMundorfの文字の終わりのf側が巻き終わり側で、プレートに接続する」と書いてました。 


 完全に方向性を間違えていたことが分かりました。


これでは良い音がするはずがありません。


早々にフィルムコンデンサの方向性を順方向に合わせて交換し、改めて試聴開始です(^_^;) 


ブラックビューティーは明るく開放的な感じで、音が前に出て来てましたが、SupEvo-SilverGold-Oilは少しウェットな感じで、ヴォーカル等の表現力が増し、楽器の質感も良くなりました。定位は横に展開する感じで、センターのヴォーカルの音像も大きくならずいいです。 




 ジャンルを問わず、オールマイティに聴きたいならSupEvo-SilverGold-Oilがおすすめですね。音が整然と整理されていて、全ての音が正確に出ているように聴こえます。
解像度があってハッキリと聴こえるのに、けして硬質にならないのです。Mundorfのコンデンサはマニアの間で高評価されているのが理解できました。 


しかしブラックビューティーの開放的でキレのある音も魅力を感じます。山下達郎さんの「FOR YOU」の1曲目「SPARKLE」のイントロのギターのカッティングなんかはブラックビューティーの方が気持ちよく聴けます。 JBLの音が好きで、Jazzや米国系のロックを中心に聴く人はブラックビューティーが好みだと思います。


 結果として、家のシステムではSupEvo-SilverGold-Oilに交換して正解だったと思っています。今日はあまり聴く時間が無かったので、明日の午後にもう一度聴きたいと思います。