昨日、久しぶりにオーディオ仲間の友人と合って話をしました。
最近、オーディオ好きが経営している喫茶店?で、アルテック620Aモニターを聴いたそうです。
スタン・ゲッツのレコードを聴かせて貰ったら、それが生々しい音でビックリしたと熱く語るのです。
私が25歳〜45歳頃まで約20年ぐらい聴いてたと言ったら、驚いたのと同時に何で手放したのかと聞かれました。
とても好きな音だったが、残念なことに低い低音が出ないんです。
時代がハイレゾ音源になり、DACの性能が良くなって重低音が再生出来るようになると、我慢できずに今のJBLのシステムにしました。
その後マルチアンプ仕様となり、今はどんなジャンルも効けるようになりました。
現在のスピーカーシステムに特に不満はなく、満足しています。
しかし、時々無性にアルテック620Aの音が恋しくなることがあります。
そう云う時は代わりに409−8Eを聴いてます。
今回も620Aの話が出たことで、アルテックの虫が騒ぎ出しました(笑)
どうせ聴くならと思い、内部配線をWEの撚り線16awg → 単線20ga(ブラックエナメル絹巻)に変更しました。
撚り線では中域の音が塊で出てきてる感じでしたが、単線にしたことで一つ一つの音が分離して聞こえるようになりました。
もともと定位は良かったのですが、よりシャープに決まってます。そして何よりヴォーカル等の質が、正にアルテックだって感じさせる音なんですよ。
試聴したのはヘイリー·ロレン「THEY OUGHTA WRITE A SONG」ですが、しっとりとしたヴォーカルがグッときます。
バックのピアノも響きが心地よく、ホッとする音が部屋に漂ってます。
アルテックの音がやっぱり好きなんだと、再確認しました。
しかし、あの大きな620Aモニターは部屋に入りません。
なので現在の夢は、アルテックの20cmフルレンジユニットでアルテックらしい音がする物が欲しいです。
入手困難ではありますが、 408aが最有力候補です。
すでに老人性難聴になりつつあり、高音が聴こえずらくなって来ています。
408aの入手が先か、難聴の進行が先かと考えて自笑しています。