最近レコードを聴く機会が多くなったのですが、オリジナル盤の中でどうも納得が行かないレコードが何枚か出てきました(金田式電流伝送イコライザーアンプで視聴)
例えばジャニス・ジョップリンの「パール」は、レンジが狭く、高域がきつく感じ、低域がボンボンして膨らんで聴こえます。
逆にヴォーカルは奥に引いた感じです。
ビリー・ジョエルも同じように聴こえました。レコードレーベルはコロンビアです。
iFi-Audioのフォノイコライザー「micro iPhono2」を昨年の夏に購入したのですが、普通に良い音ではあるが予想以上の音質ではなく、使用中の金田式電流伝送イコライザーアンプと比べて差があったので、殆ど聴く機会がないまま現在まで来てしまいました。
イコライザーカーブを切り替えても、バランスが良くなり聴きやすくなるのですが何かスッキリしない音です。
音の見通しが悪いし、ヴォーカルや演奏の迫力とか緊張感が伝わって来ない感じです。
これならカートリッジを交換した方がいいのではないか? と思ってしまったわけです。
一応、付属のDC電源アダプター を疑ってみたのですが、ネットで調べるとiFI-Audio iPower単体でも評価が高いので、セットであれば相性が悪いはずがないと決め付けて、以後殆ど聴かないでいました。
ダメ元でiFI-Audio iPowerを疑ってみようと思って、自作の+15V電源を作ってみました。
結果は、ビックリするぐらい良い方に激変しました。
JANIS JOPLINの「MOVE OVER」と「CRY BABY」で試聴してみました。
RIAAで聴いた場合、音が伸びなくて、音域が狭く聴こえましたが、COLUMBIAの場合、伸びやかで音域も広く感じられ表現力が豊かでリアルに感じました。
特にCRY BABYは、表現力が大事な楽曲なのですが、とても良かったです🎵
ビリー・ジョエル、サイモン&ガーファンクル等、他のコロンビアレーベルも同様に改善された音質で聴くことが出来ました。
あと、以前ネットでイコライザーカーブを調べていた時に、実はSONYレーベルもコロンビアカーブだったという内容で、松田聖子のデジタル録音盤をコロンビアカーブで試聴していたことを思い出しました。
松田聖子のレコードは持っていませんが、吉田拓郎のデジタル録音盤「元気です」が、イマイチ良い音で聴いたことがなかったので試しに聴いてみました。
結果は、高低のバランスが良くなり、音の見通しがよくヴォーカルが前に出て来て来るようになりました。
拓郎さんの声とギターがやっと気持ち良く聴けるようになりました。
しかし、本当にSONYレーベルはコロンビアカーブなのかだろうか?