トラップ作りに専念する。

 近くを飛び回るスズメバチが多くなると、人家に巣を作られたり、刺されたり、不快な、また痛い思いをすることがあるので、近くに巣がなくても、人家の周りを飛びかったり、通り道になっていたりします。

 こんなときは、軒下、木、庭や公園などにハチ・トラップ(ハチ取り器)を吊り下げて、ハチの量を少なくすることができ、18年前になりますが、公営墓地の管理を頼まれていた時にオオスズメバチと黄色スズメバチそしてあしながバチ、笹蜂等の捕獲を試み、トラップを作ってみたのでいよいよシーズンなのでその手法を紹介します。

 用意するもの
  1) ペットボトル(凸凹のない、透明でつるつるのものを選びましょう)
  2) ヒモ(又は針金)
  3) カッター
  4)誘引剤 : 酒(ワインでもよい)、酢、砂糖 

    ●紐または針金で結んで、木や軒下にぶら下げます。

[作り方]
 ●ペットボトルの上部に、縦1cm、横2cmの穴を2箇所あける。
 ●あらかじめ作っておいた誘引剤を6~7cmの高さまで入れる。
   ◆誘引剤の作り方
    ハチは、発酵臭のするものによく集まります。

    次のいずれかでやってもいいです。
      お酒、酢、砂糖を、2:1:1の割合
     【1本分の量】 酒180cc、酢60cc、砂糖75g
     【酒1升で、約10本分】 酒1升(1.8L)、酢600cc、砂糖750g

     〔誘引剤-レシピII〕
      (1)日本酒:酢:ジュース=3:1:1
        ペットボトルの下から1/3~1/4にいれる。
      (2)カルピス:水=6:4の液を常温に置いて発酵させる
       (傷ついたブドウを一粒いれるとよい)。
      (3)グレープジュース:酢:酒:砂糖=10:2:3:2(重量比)
      (4)清酒:酢:砂糖=1800cc:250cc:500g
      (5)焼酎(臭いの強いもの):オレンジジュース=1:1

         
 ●取り付け場所
  1)取り付けは、ハチが活動しない夜間か早朝に行うようにして、
  2)子供の手の届かない高さのところに取り付けます。
  3)日陰に設置する様にします

 スズメバチのトラップはスズメバチをつかまえて駆除するためのものですが、一概にトラップって言ってもいろんなものがあります。

 数あるトラップの中でも比較的、 簡単に作ることが出来るのがペットボトルを利用したトラップっていうことになります。

 このペットボトルを使ったトラップっていうのは、中に誘引液を入れてスズメバチを誘い、 一度、中に入ったら出られないようにしてしまうというものになります。

 設置時期としては、2月下旬頃から6月まで設置するのが効果的のようです。

 特に春につかまえられる女王蜂は、つかまえてしまえば巣が出来ないということになるので、秋に出てくるスズメバチが少なくなります。

                                              大きめのペットボトルを準備して、中央部分に切り込みを入れ、そして、内側でも外側でも良いので折り曲げるようにして、スズメバチが入れる程度の大きさの穴を作ることが出来ればほぼ完成です。

 切り込みの入れ方や穴の大きさは色々あるようですが、まずはスズメバチが入れる大きさだっていうのが大事になりますね。

 そして、その後、ペットボトルに誘引液を入れて、木などに吊るしておけば、スズメバチのトラップの完成ということになります。

誘引液の作り方は色々ありますが、各自の気に入ったやり方で良いと思います。

参考1:焼酎:オレンジジュース=1:1で配合。

参考2:グレープカルピス:水=6:4で配合。

参考3:清酒:お酢:砂糖=2:1:1で配合。

 とりあえず、甘い香りがするようなものが 誘引液になると言えるかと思います。

他にも誘引剤の一例として

清酒:酢:砂糖=1800ml:250ml:500gの割合で混合
清酒:酢:砂糖=2:1:1の割合で混合
清酒:酢:砂糖=180ml:60ml:75gの割合で混合
焼酎:オレンジジュース=1:1で混合
グレープカルピス(カルピス):水=6:4の割合で混合
グレープジュース:酒:酢:砂糖=10:3:2:2の割合で混合

 是非挑戦してみてはいかがですか?

 私はいつも寒い時期に女王バチの捕獲に重点を置き、巣作りされない事を狙って3月までに捕獲する事にしています。