健康な若いときは全く気にならない事です。若い時って血行・血流なんて全く気にも留めた事なかったでしょう?血行が極端に悪くなる、あるいは途切れると、その先の組織は壊死してしまう。そこまで血行が悪くならなくても、少なくなればその先の組織に痛みや障害が出る。繰り返してしつこいくらい言いますが、人間の体・組織は生きるために酸素と栄養が必要。そして老廃物を排出します。そのため一定の血行・血流が当然大切になる。心臓から繰り出された血液が酸素と栄養を送り出し、全身くまなく巡って二酸化炭素と老廃物を回収してくれます。ケガをした時、また血管が切れたり圧迫されて血行障害を起こすこともあります。原因があれば、それを早急に取り除かねばならない。

        

 薬事療法では血管を広げる施術や血液サラサラになる薬が投与されます。でもこれらは一時的な気休めにしかならない。私の様な大動脈瘤が生じた場合病院では、血管外科や循環器科でバイパス手術、血管を広げるステント術、風船で血管を広げる血管形成術などを施すかも…血管を収縮させる交感神経のバージャー病では交感神経の緊張を下げるような薬事治療が処方される。

        

 21世紀は糖尿病の世紀、糖尿病の患者が増えている。その中の一つ合併症である動脈硬化も増えています。私もヘモグロビンA1Cの値が7.6まで上がってしまい、内科の専門医に入院までして治療を受けた。バイパス手術や血管形成術は血管外科、放射線科、循環器科、形成外科、脳神経外科など…特に脳神経外科については持病の難聴、メニエール症候群の治療には脳神経外科の「偏頭痛」の治療を受け、今のところ完全に全快している…症状が悪化したのは60歳から65歳まで、その後脳神経外科の治療で今では3か月に一回の定期健診で10年以上経っても異状なく健康体を取り戻している。