今回は、なぜ寺子屋アテネは小学生中心なのか?ということについて書きたいと思います。
中学で勉強に躓く子は、小学校の基礎ができていない場合がほとんどです。
小学校のテストで90点以上取ってくる子でも、基礎ができていない子がたくさんいます。
そのたった数点のできなかったところが、肝心なところだったりするのですね。
また、学校で習った時期が過ぎたらその単元の知識を忘れてしまっている場合もあります。
今は、計算力が欠けている場合が多いです。
例えば割算の商に0が入る計算ができなかったり、
桁数の多い計算になるとできなかったり、
四則演算全てが入っている問題を頭から計算してしまったり…。
文章の読み取りが甘い場合も多いです。
文章に書いていないことを頭の中で付け加えてしまったり、
書いてあることを正確に読み取れなかったり。
漢字も微妙に間違えているな、という場合も多いです。
そういった子の親御さんは、
「全然基礎ができていない」
とお子さんの今の状態を把握して危機感を抱いている人もいますし、
「小学校のテストで90点以上取ってきているし、漢検や英検の検定も受かっているから大丈夫だと思っていた」
と言われる方もいます。
中学生は部活が本格的に始まり、
高校生は学校の勉強に追われます。
計算力、読解力、論理的思考力をじっくり養うのには、
時間にも心にも余裕があり、
頭が柔らかく知識の吸収も成長も早い小学生の時期が良い、と寺子屋アテネは考えています。
科学の講習会の講師をして下さる学校の先生や、アテネと関わりのある学校の先生とお話しする中で、
アテネは小学生を中心にしているのは、小学生のうちに基礎力と考える力をしっかりつけておくことが大切だからだという話をすることがあります。
その話を受けて学校の先生達は、
「中学で勉強ができなくなる子は小学生の勉強から基礎を固め直す必要があるから対応が難しい」
「中学からだと正直遅い」
というようなことを言われます。
アテネでは、入塾してから1か月ほど時間をかけて、授業の中でその子の力を把握していきます。
小学生の読書では読書感想文の中で読解力と漢字の確認、語彙力の確認。
小学生の数学ではまず初めに計算問題と文章問題で計算力と読解力の確認をします。
国語が得意と言っている子、算数が得意だと言っている子でも、
きちんと基礎力があるなと感じる子は、最近は数年に1人くらいです。
基礎、というと簡単に思われがちですが、
計算力、読解力、思考力の3つをしっかり固めてこその基礎力です。
この3つを固めるのには時間がかかるため、アテネでは、時間にもゆとりがあり頭の柔らかい小学生を中心とした授業を行っています。
小学生のうちから基礎をしっかり固めておくと、中学校、高校、社会人でも役立ちます。
さらに、自分が進みたい道が見つかった時に、確かな力として助けになってくれるのです。
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追記~来年の募集について~
アテネのカリキュラムは2~3年以上をかけて、じっくりと土台を固めるカリキュラムになっています。
小6から入った子は基礎が固まり切らずに中学に上がってしまう子も多いです。
よって、来年度から、小6の数学の募集は小5からの持ち上がりの生徒のみにしようとも考えております。
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寺子屋アテネは桑名で78年続く老舗の塾です。
