「思ったこと」を言葉にする力を育てるには? | 塾 寺子屋アテネ 【三重県桑名市】

塾 寺子屋アテネ 【三重県桑名市】

三重県桑名市で79年の歴史をもつ老舗の塾です。小学生を対象に、目的に合わせて選べる4つのカリキュラムを用意しています。

 

<「思ったこと」を言葉にする力を育てるには?>

 

寺子屋アテネでは、

思ったことを言葉にする(所感を述べる)練習として、

読書感想文を使っています。

 

私自身、子どもの頃、

小学生~中学3年生まで

アテネに通っていました。

(私が子供の時のアテネは、

小学生~高校生まで、数学・英語・読書の授業がありました)

 

その時も読書の授業では本を読んだ後、

読書感想文を書いていました。

 

通っている時は表現力がついている!

とか、語彙力がついている!表現がうまくなっている!

という実感も特になく、

小学生の頃なんかは、

先生が時々べっこうあめをくれたり、

べっこう飴作りをさせてくれたり、

『チャーリーとチョコレート工場』を読む際、

チャーリーと同じように少しずつチョコレートの欠片を食べ進めながら

テキストを読んでいく…というのが楽しみで、

主に食い気につられて通っていたくらいでした。

 

高校生になってからは部活が吹奏楽部で忙しく、アテネは辞めてしまいましたが、

高校3年生で同じくアテネに通っていた子と一緒になり、

その子と雑談している時に、

アテネの読書の授業の読書感想文が良かった。

小論文の試験時に、自分の意見がすらすら書けるし、どんなテーマでも安定して良い評価が取れる。

とその子が言っており、

私は推薦は受けなかったので、小論文はそんなに試験を受けていなかったのもあり、

(ふ~ん)と実感なく聞いていたのを覚えています。

 

塾の成果を人生で自覚なく過ごしてきましたが、

私自身、大学は文学部の言語表現学科を選び、

新卒で出版社に営業として入り、

最終的に書籍を発行する出版社で、本を編集、執筆していたので、

当時は塾に食い気につられて通っていたけど、

後から振り返ると、

塾の経験が生きているんだな、と思いました。

(言葉を使う仕事や、書く仕事を散々していて、

経験が生きていると気づいたのは本当に最近になってからですが…)

 

さて、「思ったこと」を言葉にする力の話に戻りたいと思います。

思ってることくらい言葉にできるだろ!と我々は思いがちですが…

こんな経験ないでしょうか?

小学生の頃は「おいしい?」と聞かれたら、そんなに美味しいと思ってなくても「おいしい」と答えたり、

「楽しい?」と聞かれたら、そんなに楽しくなくても「楽しい」と答えたり。

私はそういう子供だったので、心の微妙な感じ方や動き

(おいしくはないけどまずくもない…とか、楽しい部分もあるけど今はちょっとつまらない)

を、ちゃんと言葉で伝えることの難しさを、人一倍感じていました。

とっさに当てはまる言葉がないから、

またはとっさに自分の思いが掴めないから、とりあえず、大人の言うこと復唱する癖がついていたのですね。

 

大学生や大人になってからも、

レポートや

報告書や、ミーティングや、

色んな所で自分の意見を言うことが求められますが、

意見の種は、全て自分の思い(感じたこと)が始まりです。

 

報告書も、ミーティングの意見も、

大学のレポートも、

現状あるものに対して、こう思った。

だからよりこうした方が良いと思う。

または、

こう思ったことを解決できる方法を探していく。

として、

現状あることをよりよく(発展)させていくことを求められます。

 

本を読んで、

物語のストーリーに対して、

自分がどこに興味がひかれるのか?

ひっかかるのか?

疑問に思うのか?

など、自分が思った小さな心の動きを時間をかけて捕まえて、

書く練習をすることは、

人とのコミュニケーションや、大学の研究、仕事の上でも

役立っているのではないか…?、

と改めて過去を振り返って、

こうして今もSNSの文章を書きながら、思いました。

(長文になりがちですが、SNSの文章を書くのは楽しいです)

 

小学生が楽しく読める蔵書もあります。

写真は、

『おばけマンション』

むらいかよ

 

寺子屋アテネでは、小学生から、独自のカリキュラムで学年別の授業を行っています。

桑名で75年続く、学習塾です。


〒511-0077
三重県桑名市末広町10 オリーブビル2階
桑名駅から徒歩5分
学習塾 寺子屋アテネ