三十代前半の私、スピード狂のため行きつくところは飛行機操縦。

ということで合宿免許なみの2週間で操縦免許が取れるので、アメリカでなく中国を免許取得先に選びました。

中国もアメリカと同じくICAO加盟国なので、法規だけ受かれば日本の飛行機免許に書き換えることができます。

中国で短期に飛行機免許を取れる理由として一日の教習時間の縛りがないためで、一日何時間乗ろうが、全てログブックに書き込むことができるからです。

気温が簡単に35度を上回るサバンナのような気候。

私の持っている中国のイメージとは全く異なり、余りにも暑くてすぐに喉が渇き、冷えたペットボトルの緑茶を売店で買って、勢いよく飲んだら思わずブハーっと吐きました。

中国の緑茶はジュースのつもりなのか極甘の大量の砂糖入り。そのあと余計喉が渇きました。

安陽市の暑さ、エアコンの付かない飛行機操縦の時は地獄でした。暑いわ爆音だわで、何故か睡魔に襲われる始末。

サバンナでの操縦は本当にヤバいです。とても星の王子さまのようにファンタジーの世界には行けません。

空中ではマジでスロットルから左手を離し、太腿をひねったりしてました。


私の操縦した機体はCJ-6で、前後2座席のコントロールスティックタイプ。

エンジン馬力はシャーも驚くセスナの3倍。

フルスロットルにすると反トルクで右にねじれて傾くぐらい強いエンジンでした。