観察力
まだ利き腕である左で投げていた頃の話
俺にとってのダーツは、
強者と戦うためでも、楽しむためのものでもなかった
この遊び、このゲーム、この種目に対して、
自分がどれだけの結果を出せるのかの挑戦であった
その目標として、平均値であろうAAという場所を設定した
今回は、その当時の出来事についてである
俺の上達理論の一部としては、
上級者から学ぶよりも、下手から学べが信条であった
なので、強くなるためや上手くなるために、
あえてそのような方々の居るスポットに足を運ぶこともなかった
そんなある日、
当時、俺のホームに出入りをしていたAAの方が一言
「今度、ライブで17くらいある人達の練習会があるから見に行きませんか?」
いや、特に興味がないけど?
「行きましょうよ!」
は、はい
そんな流れから貴重な体験の扉が開いた
俺がこれまでに実際に見たことのある、
参考としたトッププレイヤーは二人居る
その御二方の共通点は、
柔らかいスローからの鋭いダーツの飛び
安定をしたダーツ
安定のあるフォーム
見た目がかっこ悪くない
フォロースルーが綺麗である
全体的な動きに存在感がある
その結果、強い、上手い
コンペでの結果も持っている
俺がダーツの理想系として求めているモノを全て持っていた
それから、自分の目指す方向が明確になった
ここからが今回のエントリーで重要な点
その投げを見た時、
俺は、今回案内をしてくれた先のAAにこう言った
俺「○○さんのようなダーツが理想かな そして強い」
AA「そう?○○さんは前に見た時、あまり入れてなかったんだけどな~」
やはり、ダーツプレイヤーの多くは、
その一瞬一瞬でのダーツの入り具合でその人物の評価が下されるようだ
ダーツを入れまくっていた人=上手い強い
あまり入っていなかった人=たいしたことはない
たしかにそれも正解であると思う
結局のところ、ダーツは入ってなんぼであるし、
ダーツを入れなければ勝負にも勝てない
他人が評価をしてくれない
しかし、少し視点を変えてみると得るものも違ってくるのではないだろうか
トッププレイヤーとしてそこに君臨をする限りは、
その一瞬の結果が他のなにより重要である
ここでしっかりと理解をしなければならないのは、
今それを見ている、感じている自分達はどうなのかという点
まだ未熟で粗い自分達にその一瞬の結果を作り出せという方が無理がある
学ぶべき点は、入れたもん勝ちという点ではなく、
なぜダーツが入るのか?
なぜそこまで楽にダーツを飛ばせるのか?
なぜそのトータルダーツになったのか?
そのプロセスを感じ取ることが、
自分達にとって最も有意義であるということ
人は、ダーツの入っているプレイヤーにばかり目が行く
ダーツも入れられないやつはゴミとばかりに価値を見出さない
今の自分達に、本当に必要な情報とはなんだろうか
例えば、
日頃、コンペでも勝ち、アベレージ自体も高い部分を持っているプレイヤー
そんなプレイヤーが、ある日、あまりダーツを入れられていない
本当はそんな場面がとても貴重な瞬間であり、
多くを学べる時であると思う
ダーツを入れることが凄いとされたプレイヤー-が、
ダーツを入れられていないのだ
さあ、どうする
そのプレイヤーは何をしてくる
興味は沸くばかりだ
そこで、そのプレイヤーが行うことは、
恐らく日頃自分のチェックポイントとしている何かであろう
どんな意識の下、変化や修正をかけてくるのか
また、見た目変わらず何らかの方向修正が行われたのなら、
その内面にどんな変化があったのだろうか
これらは、トッププレイヤーの姿からだけではなく、
未だ未熟なプレイヤーからも汲み取ることが出来る
そのかけた修正や変化が正解か不正解かの違いだけのことなのだ
未熟であるがために、
その修正の正解を知らない
やれることは、自分のキャパ内でのもがきでしかない
そこから一皮剥けるためにも、
観察力や発見能力は育てていかなくてはならない
また、
凄いダーツ、驚きのダーツは時にブログ上でも取り上げられる
誰もが凄いな~と思い感じることでもあるけれどそこは上達に於いて重要ではない
出来ることならば、その真逆のプレイヤーをピックアップしてもらいたい 笑
そこから学べることは、今現時点での自分のプレイの映し鏡である
上手さを見つけることは現時点で一番に困難なこと
ならば、共感の出来る下手さに注目をしてみる
それを自分がやらなければ良い反面教師というわけだ
ダーツ上達は、ダーツを投げるに止まらない
身体的な鍛錬と共に他の要素も必要になるのだ
そう考えていくと、
逆手のトライでは、内面的な部分がある程度出来上がっていたのだと思う
要は、その発展上の身体的試みが結果という流れに結びついた
これは俺にとって、他の方には無いアドバンテージになっていた
つまりは、それを意識することで、これからダーツ上達を目指す方には、
なによりの優勢な立場を築き出せるということ
先に話したAAは、日頃からダーツを入れる人間にはあたたかい
ダーツが入る人間か、そうでないかで自分のポジションを作り出す
まるで猿山の猿がry
停滞の理由も何か見えてきそうだ
ともあれ、
今、自分が何を基準にダーツの上手さ、強さの判別をしているのか
それを、現状の自分と照らし合わせ、必要な要素を炙り出す作業
これが意外にも上達過程に於いて効果的なことではないだろうか