シベリウスの眉間

シベリウスの眉間

好きな作曲家はシベリウス。
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2017年4月21日(金) 19:00開演

会場:東京芸術劇場

指揮=サッシャ・ゲッツェル
ピアノ=ユリアンナ・アヴデーエワ
曲目:
ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16
ドヴォルザーク:交響曲 第7番 ニ短調 作品70

 

今回は大規模でない3曲。東京芸術劇場のコンサートホールに入るのは、何気に初めてかもしれない。ホール自体の印象はとても広いということ。座席配置が音響を加味したものなのだろうかと推察される。かなりの人が入りそうに見えたがサントリーより小さい。(後で調べた)

 

ウェーバー:歌劇「魔弾の射手」序曲

歌劇の分野で傑作を残した前期ロマンの大家ウェーバー。「オベロン」などがほかに有名。初めてだったが、弦のアンサンブルが試される曲であるな、と感じうまく乗り越えていった感じ。少しホルンとの分離が気になった以外は好演であった。

 

グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調 作品16

今回のソリストは、ショパンコンクール優勝者と、期待も高まる。アヴデーエワは以外にカジュアルな格好で出てきた。ティンパニのロールから始まる全曲中最も有名な出だし。結果少しオーケストラと打点がずれてしまったが、そのあとのカデンツァではすぐ切り替えていく。そのあとのオーケストラも少しずれてしまった感はあるが次第に調子を取り戻していく。

一楽章はあまり彼女のスタイルにはまっているようではなかった。ミスタッチも垣間見えた。しかしカデンツァは別格であった。その抒情性(彼女の持っているものと曲自体の)はうまく調和し、尋常でない技術力も体感できた。

二楽章は圧巻であった。何もかもである。まずは弱音器付の弦が主題をかなえる。その一体感、完璧である。そしてソロ。これがまた素晴らしい。歌いまわし、曲の温かみ、尋常ならぬ表現力。巨匠の雰囲気さえ感じる。しかし考えてみればグリーグは北欧のショパンと言われ、彼女はショパン弾きで世界一の栄誉を受けている。そう考えると、当然のことなのかもしれない。

三楽章はやはり一楽章で感じた、パワーの足りなさが少し垣間見えた。いい意味でも悪い意味でも彼女のスタイルは女性的である。しかし第2主題は2楽章で感じた抒情性を感じ、フィナーレも壮麗、といった感じで全体的に良い印象をもった。