その夜、先輩からメールが着ました。

 

 

「私の好きな人、誰だか分かった?」

 

 

Tは・・・先輩の事を姉のように慕っていて、

先輩もTの事を妹のように可愛がっていて・・・

もし、先輩の気持ちを知ってしまったら、

Tは、仮に僕のことを好きでいてくれても、

付き合うという選択はしないんじゃないか・・・

 

いや・・・しない!!

 

 

僕は、どうしてイイか分らず・・・

 

 

「わかりましたよ。もう少し考える時間下さい」

 

 

と、うまく切り抜ける事のみを考えていました。

 

 

しかし、先輩の事を考えれば、考えるほど、

僕の頭はTの事でいっぱいになって・・・

 

 

「先輩、明日、時間下さい」

 

 

僕は、やっぱりTしか好きになれませんでした。

 

 

 

 

 

 

翌日、サークルの後に、

ご飯食べに行こうと、Tの誘いを断り、

先輩の待つ所へ。

 

 

僕は、断る理由にTを使ってはいけないと考えていました。

仮にTの事が好きでなくても、先輩とは付き合えない・・・と。

 

 

話を進めて言っても、

先日の遠慮深い先輩はどこへいったのか、

「でも・・・」「いや・・・」と、何度も食い下がってきました。

うっすらと・・・涙を浮かべながら・・・しょぼん

 

 

僕は意を決して、

「すいません。僕は先輩とは付き合えません」

 

 

何となく、ごまかしつつ話してきたけど、

最後にはっきりと・・・そう伝えました。

 

 

わかった、と、静かに腰を上げて、

帰っていく先輩。

 

 

僕は罪悪感でいっぱいでした・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その晩、何も知らないTから、

元気いっぱいの明るいメールが着ました音譜

 

 

「今度買い物いこーにひひ

 

 

先輩の気持ちを断って・・・

いつまでもこの段階で止まってる訳にはいかない・・・

 

 

「いいよ。

 俺がよく行く所行こうか」

 

「ラーメンも食べたいニコニコ」←かなりラーメン好きでした汗

 

「じゃあ○○(僕の地元)行く?」

 

「えー・・・そしたらT帰れないじゃんガーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

  

「じゃあウチ泊まるか」

 

 

この日に決めますグー


メールの送り主は、同じサークルの2つ上の先輩。

 

 

相談があるとの事なので、

翌日のサークル後に話すことに・・・。

 

 

この時点で、臆病な僕は、

明日は告白するのはやめておこう・・・と、

気弱になってしまいましたガーン

 

 

その先輩はサークルのキャプテンで、

みんなのまとめ役という感じの人でした。

あ、ちなみに女の人です。

 

 

 

 

次の日・・・サークルの練習後、

 

 

「なんですか?相談って」

 

「んー・・・まぁ座ってよ」

 

「??」

 

「・・・好きな人できたんだよねー・・・」

 

「!?」

 

 

好きな人が出来たのは別に驚きもしないのですが、

それを何故、僕に言うのか・・・?

 

 

「それを俺に言うってことは・・・

 俺の知ってる人なんですか・・・?」

 

「・・・」

 

「え、やっぱそうなんですか!?

 え~・・・誰だろ?」

 

 

その後、その先輩は黙ってしまいました。

いつもなら、思ったことはハキハキという男っぽい先輩なので、

そうやって黙りこくって、歯切れが悪いところを見た事がなくて、

ちょっと驚きました。

 

すると・・・

 

 

「ねえ、この後ご飯食べに行く?」

 

 

Tがやってきたのです。

もちろん、ご飯も2人じゃなく、数人でという話だったんですが。

 

 

さすがのTも、僕と先輩のおかしな空気に、

察したのか、後でメールしてとだけ残して去って行きました。

 

 

そして・・・

 

 

 

「ま、いいや。忘れて」

 

「え!?」

 

「この話聞かなかったことにして」

 

「え、ちょっと待ってくださいよ!気になりますよw

 俺の知ってる人なんでしょ!?」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「知ってるも知らないもないよ。

 本人なんだから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・

 

 

 

え?・・・本人・・・って、

 

 

 

俺・・・?

 

 

 

しばらく・・・その場を動けませんでした。

確かに先輩とは仲良くさせてもらいました。

ただ、それは先輩後輩の仲であって、

僕はそこに恋愛感情は何もなかった。

 

そして、メールが着ました。

 

 

「変な事言ってごめん。

 気にしなくていいから。

 サークルで気まずくなる方がイヤだし。

 

 かわいい後輩の為に私は身を引くから」

 

 

最後の1行の意味がわからなくて、

メールを返せずにいて、

何をしていいのかわからず、

友達に相談しました。

 

 

友達は先輩の本当の気持ちを知って、

ただ、ただ、驚いていましたあせる

 

 

そして、

 

 

「かわいい後輩?そのまんまじゃん」

 

「え?俺って事?」

 

「違うよ!!w Tさんだろ?w」

 

 

え・・・?

Tの為に身を引く・・・?

 

 

っていうことは・・・Tは・・・

 

 

「お前もTさんも分かりやすいんだよw」

 

 

Tは・・・

 

 

僕のことを好きでいてくれる・・・?

 

 

少なくとも友達にも、先輩にもそう映っているのでしょう。

僕は、その事が嬉しくて、

舞い上がって、忘れていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tと・・・その先輩は・・・

 

姉妹のように仲が良かったことを・・・

1次会では、席が遠く、あまり会話は出来ませんでしたが、

2次会のカラオケでは、うまく隣の席をGETすることが

出来ました音譜

 

 

無意味に2人で一緒にドリンクバーのジュースを

取りに行ったり、

カラオケで周りがうるさいため、ヒソヒソ話をしたり・・・

今、思い出しても楽しい時間でしたニコニコ

 

 

帰り際、

 

「こういうタイプの人初めて。不思議な感じ」

 

と、Tが友達に言ってるのを聞いて、

どういう意味だ?と気にはなりましたが、

 

僕は、この日、

 

Tの事が好きだと確信しました。

 

 

 

それから、数日、

サークルの練習がある時は、

一緒にコンビニに飲み物を買いに行ったり、

帰りには友達も混ぜてご飯を食べに行ったりしました。

 

 

付き合ってもいないのに、

「あーん音譜」ってやってもらったり・・・

今、思い出すとちょっぴり切ない気持ちになりますかお

 

 

そして、ようやく携帯アドレスを聞き出し、

結局・・・その日から、別れの危機が訪れるまで、

毎日欠かさずメールすることになるのでした。

 

 

 

友達には、

「Tは絶対お前のこと好きだよ。

 お前はどうなん?」

 

と、言われ始め、

そろそろケジメをつけようと思い始めたのはこの頃でした。

 

 

今までの過去の恋愛を読んでくれた方はご存知だと思いますが、

僕はその当時、女の子に告白した事はなかったんです。

好きになっても結局、何もせず、おしまい。

 

ただ、好きになって、その好きって言う気持ちを、

抑え切れなくて、付き合いたい、彼女になって欲しいと、

心から思ったのは、Tが初めてでした。

 

 

そして、明日の練習後こそ・・・告白しよう!

Tに好きだと伝えよう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

  

 

 

そう決意した矢先・・・

1通のメールが入りました。

 

 

このメールは僕と、Tにとって、

大きく運命を変えるメールになりました。