今日は雨の匂いを感じつつ走り出す。

時間が限られている日はいつものコース。


今日はとても有意義な2時間の練習であった。


「尻」が目覚めた。

この感覚は間違いない自信がある。


今年1年間、使いたくても使えている気がしなかった「尻」


試しに初心に返って「尻」とは全く関係なさそうな部分を意識してみると

驚きの変化をもたらした。


メディオ開始1分、「尻」が悲鳴をあげる。

メディオなのに笑いが止まらない。

アハハ系じゃなく、グヘヘ系。

自転車楽しすぎる。


この1年休んでいたからね、そりゃきついよね。


この感覚、欲しかった。。

このスピードの伸び、本当に久しぶり。


なんかね、「うーーーんん」って感じだったペダリングが

「スコーーーーン!!!」ってなった感じ。


THE・伝達


そうそう、力がペダルにスコーーンって伝わってる感じ。

来年まじ強いかも。


こんだけ語っておきながらレースで結果が出なかったらアレだけど、この感じは本当に

やばい。



あらためて自分は、考えちゃいけない人間なんだと痛感した。

去年の冬から今年の春まで、膝痛を治しつつかばいながら乗り続けていた結果、治ったとしてもかばったままのペダリングの癖がついてしまっていたのだと思う。

ということはこのスコーンという感覚は膝に悪いのかもしれない。。

しかし、当時の状況を考えると膝に悪い走り方をして当然のように膝痛を起こしたもんだから、なんともいえず。

ケアをしっかりしつつ、そこらへんは考えて走り込んでいこうと思う。

いま気づいたけど考える部分がずれてるってパターンなのかも。。

どっちにしろ明日からの練習が楽しみで仕方ない。

自転車乗りはみんな「お尻愛」


おやすみなさい。


おはようございます。

自分の場合、少しでもやることがあると文字を打つ、書くことに集中できない。

例えば夜に大事な約束を入れたら、その前にいくら時間があっても予定を入れられずに過ごしてしまう。

予定を入れたとしても夜の予定を常に考えてしまって集中できないで終わる。

不器用というかなんというか
真面目なのか。

なんなの。
妖怪のせいだな。

そういえばよく「ちゃらい」っていわれるけど、根はど真面目だと自分で感じることが多い。
見た目とかじゃなくて、言動がちゃらいのかもしれない。

わからない。

初めて会った人と話してるときに自分でも「おれつまんねぇ。。」と思いながら話してるときがある。

そういうときは緊張しているとき。
別に緊張しなくてもいい相手でもこうなるときがある。

最近気づいたけど、一言目から楽しく会話できる相手と、いつまで喋っても自分の方がつまらない返ししか浮かんでこない相手がいることに気づいた。

喋ってて楽しいか楽しくないか。
会話の楽しさを全て相手のせいにするのは言語道断。

嫌われてるとかなら仕方ないし、相手の要因もあるかもしれんけど基本的には自身のトークだなって思います。

いつまでたっても自分の中でつまらない返ししか浮かばない相手に関しては相性が良くないんだと思ってる。
気使ってるということで。

気使うと面白いぐらいにワードが浮かんでこなくなる。

その違いについてはわからないけど、人間って不思議。

自分が気を使うと相手にも「気を使ってる状態」が伝ってしまうから、相手も気を使う。

この状態でお互い長く過ごすと小さな我慢が重なり、いずれ大きな爆発が起こることが多い。

カップルの三ヶ月理論もこんな感じかもしれない。。

なんの根拠もないです。




人と人は絶対に相性がある。
自分の中で嫌いな人はほとんどいないけど、合わないなって人はたくさんいる。

そういう人に無理に良い顔して合わせるというのは絶対したくないので自分からはよっぽどの要件がない限り絡みにいかないけれど、関係を絶ちきることだけは絶対にしちゃいけないことだと思う。

こんなにもったいないことはない。
全ての出会いには意味があり、大事にすべき。

もし自転車界でケンカでもしたら今後少しでも会う可能性があるし、ストレスになる。
ということは競技に少なからず影響してくるはず。

「気にしないようにする」というのを「気にしてる」時点でもう影響してんじゃないかなーって。

あの人がいるから、あの会場へは行きたくない。
あの人がいるから、あの練習会へいけない。

本当にもったいないと思う。


最近ハマってるシリーズを一部紹介させてください。

・どこを走るかじゃなく、誰と走るか。
・何を食べるかじゃなく、誰と食べるか。



ということで自身、四回目となるタイ合宿の日程決まりました。

12月22日から一ヶ月乗り込みます。
タイでよろしくお願いします

まさか自分がクリスマス前に日本にいないなんて想像できなかった。
成長したかも。


金子



こんばんわ

来年に向けてのトレーニング始まってます。
今日から自転車乗り始めました。

今年の大不調の原因の一部である
「膝痛」

昨年の冬の悲劇は今後選手を続けていく限り忘れられることはないです。

ていうか忘れちゃダメ。

二週間自転車に乗らなかったのに180kmバカ踏みして二ヶ月乗れなくなりました。

ぼくはアホなんです。
失敗しないとわからない。

フラれてから気づく。

このアホをうまく利用できれば強くなるのかもしれんね。

今日走ってるときに膝の事が頭から離れませんでした。

またなったらどうしよう。
これが無限にループしてた。

考えすぎて逆に膝が痛くなりそうな。。

今年は本当に慎重に距離を伸ばして、ストレッチ、マッサージを欠かさずに濃い冬にします。

自分の苦手、弱い部分を紙に書き出して自分専用の日本一のオフシーズンを送りたいです。

今年たくさんの人を失望させてしまったからね。

キーワードは
「今日もラッキー」
「自分は自分」

今年は言われたことに対して藁にもすがる思いで吸収しまくった。

でも心のどっかで感覚的に
「これは違うな」
と感じてた部分も多々ある。

でも自分の感覚を二の次にして実行する日々。

来年は自分の感覚をマジで尊重していこうと思う。

でもアドバイスをいただけるうちが幸せですよね。

いつもありがとうございます。

おはようございます


11月3日JBCF大分クリテリウムを最後に、2014のレースはすべて終了しました。

今年のレースは日本、フランス、ニューカレドニアで35戦。

2013は30戦

ニューカレが大きいですね。


35戦で逃げに乗って最後まで逃げ切ったレースは2戦

信じられない。


正直な話、今年は激弱なシーズンでした。

JPTに上がったからそう思うんじゃないの?となりそうですが、フランスで走ったカテゴリは変わりません。


去年と今年でフランスの走りを考えると内容も結果も激弱。

まず走ってて気持ちよくない。


大分でトドメを刺してもらおうと参加したのですが、自分の想像以上に刺されました。

他人のレース、表彰式を見るのは本当に耐え難い行為なのですが、その場から逃げたがる脳みそを押し殺して大分ロード、そして表彰式。

しっかり目に焼き付けました。


こんな辛いことない。


おかげさまで来年に向けてウズウズさせてもらいました。


今年1年最悪なシーズンを過ごして、調子が良かった去年と今年の違う部分に着目して、今後の活動に活かそうと思ってます。

それだけじゃなく、プラスアルファで。


今年度はまず冬の過ごし方から違う、怪我をしてしまったのも、復帰が遅かったのも、メンタル的に引きずってしまったのも全部自分です。


シーズン序盤から、メンタル的には常に「藁にもすがる思い」という感じ。

常に焦っていたシーズンでした。


これから環境もまた違ってくるかと思うので、今からしっかりやるべきことを整理して実行していきたいと思います。


ジャパンカップ4位でゴールに入ったときにまず思ったのは

「いままでやってきたことが正しかった」ということ。

まさかそんな上位でゴールできると思っていませんでした。


今年はその感情が一度も湧かず、シーズンが終わってしまった。

ってことは今年の練習内容、方法、活動自体が間違っていたということになるんじゃないかと考える。

ってことは間違っていたと思われる行動をしっかり覚えておいて成長しなければいけないということになる。


大きく成長できるチャンスかもしれない。

やばい、来年めっちゃ強くなるかも。。。


長い目で見たら必要なシーズンだったのかも。

人生楽しくなってきた。


今後は少しだけイベントのお手伝いをしたり、マッサージしたり、好きなもの食べてリフレッシュしたいと思います。

9日サイクルモードで僕と握手



ボンシャンスの皆様に支えられて無事にシーズンを終えることができました。

迷惑をかけたところも多々ありますが、ありがとうございました。


スポンサー様にも支えてもらえて幸せです。

それに応えられたシーズンではなかったですが今後もよろしくおねがします。

今年、金子大介に関わってくれた方全員に感謝です。

本当にありがとうございました。


沖縄がんばってください。



金子大介

10月13日~10月26日まで10日間12ステージに及ぶステージレース参戦の為、ニューカレドニアへ行ってまいりました。

レベル的にはフランス第2カテゴリ。

日本でいうとJPT完走ぐらいなのかな。


招待されているため、宿泊や食事の心配はなく、思い切りレースに集中できる環境が用意されていた。

到着して一日目、二日目はなんとヒルトンホテル。


こんな高級なところに泊まる機会があまりないので緊張する、というか落ち着かない。

ここにヒルトン姉妹なんてこられたらレースどころではない。


ちなみにヒルトン姉妹はiPhone6を6台持っているらしい。

全然羨ましくない。


とにかく非日常。

早速、目の前の海にくりだすがテレビや雑誌でしか見れない景色が広がる。

何とも言えない感情。


日本にいるときにパソコンで「ニューカレドニア」と画像検索すると画面が真っ青になる。

それが今や画面を飛び越えて目の前にその景色が広がっている。


日常的に画面から飛び出る貞子さんもこんな気分なのだろうか。





第1、2ステージは本島ではなく、飛行機で1時間ほどのリフ島が舞台となっている、そのため自転車を先に船で送らなければならないので二日間は完全に乗れない。


なのでいつもの数倍歩くことにした。

帰ってくる頃には膝と足の裏が悲鳴をあげていたので良い運動になったのだと思う。


二日目は小型飛行機でリフ島へ。

ここから人生初となるステージレースが幕を開けた。


第一ステージから第10ステージのレポートについては別でアップしてあります。


レースを終えてみて思うことはニューカレドニアのほぼ全ての方たちに後押しされているということ。

僕たち日本人チームに帯同し、最高のサポートをしてくれた方々を始め、毎日違う場所で宿泊するが沿道からの応援がとても多く、移動ですら楽しい。

商店へ少し買い物するだけでも「レース頑張ってね」と一声かけてくれる。


レースの模様は毎日19:30からのニュースで放送されているためこれだけの知名度と人気を集めているのだろう。


島民にとってはお祭りといったところ。


チームのスタッフには本当にお世話になった。

朝起きた瞬間から夜寝るまで選手のこと第一に考えてくれていた。


レースが終わると決して満足いく結果でなくても笑顔で労ってくれる。

そして、椅子で座るだけの自分に脚を水で洗い流してくれたり、コーラをくれたり、サンドイッチをくれたり。





勝ててもいないのにこんな至れりつくせりな環境は初めてなので最初は悪い気がしていた。


文章では感謝しきれないのでここまで、本当に感謝。


長いか短いかで聞かれたら、非常に長かったと答える。

ステージ序盤で自己管理ができずに熱中症になり、風邪をひき、食欲を無くし、余裕をなくし。

完全にレースをなめていたし、自分の体力を過信していた。


なんとか立て直して後半には4位に入ることができたものの反省しか残らない10日間となった。

幸いなのは1度もトラブルがなかったこと。

チームメイトがパンクで苦しむ中、自分だけなにもなくレースを終えた。


ほとんど逃げに乗ることなく勝負に加われなかった。

この悔しさを忘れずに来年へ向けてしっかりと準備していこうと思う。


このような貴重な機会をいただき本当に感謝しかありません。

自分の弱点、与えられた課題は山積みですがしっかり向き合って精進したいと思います。


本当にありがとうございました。



金子











ツールドニューカレドニア
第10ステージ
40km
15位程/65名
補給 梅丹本舗

たくさん寝て優雅な朝になると思いきや7:00ぐらいに起きて二度寝に失敗した。

二度寝ができないということは筋肉が張っているということ。
筋肉が張ったら二度寝できない理由はわからない。
そんなような気がする
フランスで気づいた自分の体の傾向。

15:00までは朝御飯や昼御飯を食べて、あとはダラダラ。
こんな感じ久しぶりでとてもリラックス。
しかしこれからクリテリウムと考えると少し嫌になる。

昼御飯を12:00ぐらいに食べているので15:00ぐらいに軽くパンが食べられると予想していたけど、本当に甘かった。

食べ物を待ってるといつしか出発時間が来た。
こんな空腹で走るなんて第3ステージ以来、しかしついていけることはわかってたので、みんなに補給食をもらいスタートラインにたつ。

すごい観客の数だ、フランスのナイタークリテを思い出す。

本当にお祭り騒ぎ。
楽しくなってきた、40分+5周という形式。
一キロの長方形のコースを回る。

スタートからすごい勢いで回る、全く上がれる気配がない。
そのうちいくらか動けるようになり、多少前に上がるものの、その位置をキープできずにまた後ろに下がってしまう。

残り一周となり集団がスプリントな空気になっている。
自分は鐘の音を聞いてないのでさらに5周あるとみた。

そして約半数がスプリントになり踏むのを辞めた。

しかしやっぱりあと5周だったので、この隙に前方へ上がる。

本当の残り一周。
微妙な位置でゴール。

勝てなかった。
パワーのなさ、度胸のなさを思い知らされた。

終わったあとのあのホッとした感じは忘れられない。
なんともいえない安心感とスタッフへの感謝。

運動したあとにハグしたくなるのは初めてのことだった。
握手だけでは抑えきれないこの感謝の気持ちは忘れられない。

ヒルトンホテルに帰り、コーラ、ワイン、大量のポテトチップスで最後の晩餐。

ここでスタッフとはお別れだ。
素敵な首飾りをいただいた。

もう泣きそう。

自転車を通じてこんな素敵な体験ができるなんて。
でも語学が残念なのでしっかりしなければいけない。

結果も残念である。
精進しよう。








ツールドニューカレドニア
第9ステージ
午前72km 18位/65名
午後10km個人TT 32位/65名

補給 梅丹本舗

蚊がいなくて大変よく眠れた。

スタート地点は目の前だったので時間にゆとりがある。

スタート直前に近くの立派な施設でトイレを借りると、ホールに
「鶴岡市友好都市」と書かれていて、日本の和をメインとしたホールのつくりになっていた。

なんだか嬉しくなる。

午前中はロードレースで午後は10kmの個人TTという一日。
明日はクリテリウムなので、実質このステージでロードレースは最後。

絶対に逃げたかった。
しかし重要なアタックに反応することができずに取り残されてしまい悲惨なレース内容となる。

結果的にすぐに逃げが決まりあっという間に差が広がった。

集団に残されてなにもできずにただ時間を消化していく。
この上ない苦痛。

スプリントも微妙な位置でフィニッシュ。

午後の個人TTは機材がないのでそのままの使用で出走。

狙ってる選手はフレーム以外しっかりとTT装備になっている。

個人TTには苦手意識しかないので緊張しない

かと思いきや。
個の力が明確に分けられるのでとても頑張りたかった。

序盤平坦、中盤登坂、終盤下り。
ペース配分は考えずにとにかくギリギリのラインで攻めるように走る。

TTハンドルがないのでガーミンのマウント辺りを両手で包み込むように握る。

数分で二の腕がパンパンになった。

登坂で全然踏めないもののなんとかがんばり16:22
全体で36位

たしか一位が14:50程
とても疲れた。
TT能力というか、耐性のなさが露骨に現れた。

その日の夜は第3ステージの時に泊めてもらった家だった。

夕食には大量のポテトフライ。
もうすでに終わったような空気が流れていた。
みんなもホッとしている。

翌日は18:30スタートという久しぶりの優雅な朝が待っている。

少し夜更かしして眠りについた。


ツールドニューカレドニア
第8ステージ
83km
4位/65名
補給 梅丹本舗

翌朝になり身体中が痛い。
おまけに蚊で起こされてしまった。
蚊はいないと思っていただけに絶望が大きい。

一応設置した蚊取り線香がどこかへ移されている。

体が痛いというのは床に軽い毛布を敷いた程度で寝たからかもしれない。

実は今回は一つの布団に二人で寝ることになっていた。
しかしチームメイトが先に寝ていたので寝相を見ると、規模が違う。

夜中に蹴り起こされるより別で平和に寝たいと思ったので床に寝床を設置することに。

しかし結局は蚊に刺し起こされることになった。。

いつものように朝御飯を済ませてレース会場へ。

細かい丘があるが山というほどでもない。
前日の超級山岳でみんなは消耗してるはずだ。

自分もか。

しかし勝負に加わらなかった分,力が少しでも余ってるはず。
今日は絶対に逃げに乗りたいと決めていた。

スタートしてアタック合戦があるが今回はしっかり見極めて反応する。

しかし今回は20kmを過ぎても逃げが決まらない、みんな激しい。

そのあとぐらいに逃げが決まりそうなところへ合流することができた、少し回ったところでみんなの勢いがなくなったので自分だけさらに加速した。

イタリアチームが二人きたがそのうち吸収。

いつもならここで後ろに下がるが、今日は絶対に逃げに乗りたい。

おまけに回復してくれるのでどんどん反応することができた。
スイスの選手を含む7名ほどの逃げが形成されローテーション。

決まると思ったが吸収されそうになる、そこでスイスがアタック。
ついていくのは自分とさらに二人だけ。

四人で回っているとそのうちイタリアチーム二人と他のチームが合流してきた、イタリアはなにか特別賞ジャージを着ている、強そうだ。

実際強かった。

7名でのローテーションが始まると逃げが決まり、そのまま続ける。

きつかったので一回パスしたらイタリアに怒鳴られる。

イタリア語で怒鳴られたので日本語で
「疲れた!」
と返した。

しかしその後はしっかりと回り逃げ続ける。

差は30秒から1分程
あまり開かない。

残り20km。
平坦になるが向かい風が強い、ずっと感じていたのだがみんな風向きを考えてローテーションしてない。

でもみんな体が大きいので自分はなんとかなっていた。

残り10km、じんわり腰が痛くなってきた。
この感じタイ合宿を思い出す。

残り五キロ。
かけひきがはじまる。
自分的にはまだ余裕がある。

そのうち一人が抜け出してみんな牽制してしまった。

残り200m
ゴールアーチは目前だ。
そこでイタリアチームがどっちが前を引くか喧嘩し始めた、みんなもつられて牽制している。

金子大介のスプリント的にはもがくタイミングとしては今が最も可能性が高い。

というのに自分もつられて喧嘩に付き合ってしまい、みんなと同じタイミングでスプリントになり4位でゴール。

なんてことをしてしまったんだろう。
悔しすぎる。

チームテントに戻るとスタッフがいままでにないぐらい大喜びしてくれた。

ありがとうとしか言えないがとにかく喜んでくれたのは良かった。

勝利は目の前だったのに。


その日の宿はまたしても学園ドラマのような中学校の寮。









ツールドニューカレドニア
第7ステージ
83km
47位/65名
補給 梅丹本舗

今日のレースはまさにクイーンステージ。
平坦のややアップダウンを進み、最後の12kmは山岳。

台湾の2選手に絶大な期待がかかる。

二人が所属するチームのメインスポンサーの多くの方々が頂上で見守っているからだ。

自分は人生初のチームのための仕事を与えられた。

スタートしてアタック合戦がある。

そのうち四名の逃げが決まり、メイン集団はマイヨジョーヌを筆頭にそのまま進む。

山岳入り口まで10km。
合図がありみんなで集まり先頭付近で引く。
台湾の選手を前方で引き続ける。

向かい風でもとりあえず引いている。
これで合ってるのかわからない。

そして山岳に差し掛かりあっという間にちぎれしまった。

恐らく足の問題じゃなく気持ちの問題である。

かなり遅れてゴール。
どうやら二人は勝てなかったようだ。

しかしなんとも思わない。
いまは自分のことしか考えられらない、勝ちたい。

チームのブースに戻るといつものお祭りのような明るさはなかった。

その日はスタッフの家に泊めてもらうことに。

とても快適に過ごさせてもらった。
食事のとき、雰囲気が少し違った。

みんないつにもまして好きなものを食べて、楽しそうにしている。
特に台湾の2選手。

相当なプレッシャーだったのだろう。
チームスタッフにもプレッシャーがあったはずだ。

自分はいつも通りにアイスクリームを食べて寝床についた。




ツールドニューカレドニア
第6ステージ
午前53km 23位/67名
午後41km 14位/65名
補給 梅丹本舗

翌朝は体調が本当に良くなっているのを感じた。
食事、薬、長い睡眠のお陰だ。

朝食を摂り終え、お世話になった方たちと挨拶を交わしていく。
とても良い経験している。

午前中のレースは平坦基調の荒い道を過ぎると1級山岳を登り、下りきってゴールというもの。

前日の夜に行動共にしてるフランスのジェレミー選手に変速調整をしてもらった。

アップの時点で思いきりダンシングでもがいてみるとギアが素直に回っている。
レースが最高に楽しみになる。

と同時に歯飛び?をギア板のせいにしまった自分に嫌気がさした。

今回からは少しペダリングも変えていくことに。
本当に微妙な変化。

スタートしてからアタックがあり早速追走。

あっという間に追い付くもののそのうち捕まってしまった。
捕まったときのカウンターが逃げ集団となりレースが進む。

いつもこうだ。
あと一歩で逃げに乗れない。

そしてゴールが近くなり1級山岳が現れる。
とてもきつい。
あたりまえか。
勾配がきつく、すぐに集団からこぼれる選手が続出。
自分もその一人だ。

しかし今日はなにかが違う。
踏ん張りがきく。
何よりも思いきりアタックができる。

頂上へ向けて集団に戻ろうとするもあと目の前にきたところで下りに入ってしまい一気に差が開いてしまった。

「ここが踏みどころ」
というのがわかるのに踏みきれない。
本当によくない。

その数秒だけ全開で踏めば順位が二桁も上がるかもしれないというのに。

下りで焦って追走していると想像よりテクニカルで砂も浮いている。

二回もオーバーランでコケそうになってしまった。
結局後ろからの大型選手に下りで引き倒されそのままゴール。

午後のレースまで二時間。
回復に徹する。

午後は序盤の15kmで3.4級が四連続で続き、その後は平坦や軽いアップダウン。

明らかにきついことは予想できたのでアップはしっかりとやることに。

スタートしてアタック合戦が始まる。
三つめの山がきついという情報を得ていたので集団の前方で備えた。

軽くちぎれてしまったがスイスの選手四人、イタリアの選手二人という協力なメンバーが下りで本当に速い。

自分も微力ながら下りを引かせてもらう。
しかし、自分の後ろの人は合図しなくてもすぐに交代してくれる、空気抵抗の問題である。

複雑な心境ながら前に追い付きたいのは同じなので構わずローテーションに加わった。

そのうち前の純粋に山が速いグループに追い付くことができた。
マイヨジョーヌチームが先頭を引いている。
スイスの選手が「good job」
と労ってくれた。

その体型でよく頑張ったな、ということなのか?
でもレースに参加できるようになり、純粋に楽しかった。

微妙な変化で本当に良い感触で自転車が進むようになっている。
変速調整もあるがペダリングのことである。

レース中ににやけてしまうぐらい良い感触だった。

ゴールまで15km。
道が広く、平坦になり猛烈な向かい風が選手たちを苦しめる。

残り10km
なんと後ろから集団が追い付いてきたようだ、かなりの人数になった。
初の集団スプリントかもしれない。

アタック合戦があるが決まらぬまま残り500m。

右前からの風のため左のスペースから上がろうとするも砂が浮きまくっていて危険だった。
残り200mで右側に出て一人で維持し、そのままスプリントしたがもはや維持するのがスプリントのようなものであった。

結局微妙な順位でレースを終えた。

しかし選手、スタッフのみんながとても労ってくれる。

でも、勝ちたい。

その日の宿は中学校の寮。
海外の学園ドラマのような世界でとても楽しく過ごすことができた。

しかし予想外なことに蚊のオンパレード。
チームの誰かが暑さのためか中庭につながるドアを全開にしていた。

もちろん閉める。
誰が開けたかは大体見当がつく。

ここまで一緒に過ごしていると言葉はあまり通じなくてもどんな人なのかわかるようになる。

チームには風邪ひいている人もいたというのに。

その後はしっかり寝ることができた。