買物の喜びと復路の苦しみが往来する時です。
市場に活気が戻り、私も普段の調子で買物をした結果、その重さに絶望しました。感覚的には息子の1.5倍、いや2倍の重さです。〝無事に帰宅できるのだろうか〟とさすがに不安がよぎりました。
そんな時、私の心の支えになったのは非常階段上り下りの日々でした。実際に階段の上り下りと平面の歩行では活かされる筋肉は異なりますが、自らを鼓舞する要因にはなりました。
マスクをしながらも、あまりに必死な形相だったのか、途中ですれ違った物乞いの方々にもスルーされましたよ。
エレベーターのない時代、車のない時代の人々は本当にすごいなとつくづく思います。