台湾旅行八日です。


朝起きたら右膝、右肘、右手首に新しく痛みが出ていました。

右手の駆動範囲が極端に狭くなり、手首は激しい痛みで手にまるで力が入りません。

左手も力が入らないのは同様ですが、少し痛みが小さくなったのでなんとか左手一本で乗り切ります。


問題は右膝で座った姿勢から立つのがかなり厳しく、腹に気合を入れて立ち上がらねばなりません。

幸い左膝の痛みは小さいので松葉杖で左足に体重をかければなんとか移動はできます。


今日は何回かどうしても立って移動しなければならない機会が複数回あり、恐らくその都度削られるでしょう 

最後まで保ちますように。


妻と娘が朝ご飯を買ってきてくれました。
薬膳のような味のうどん。


昨夜の残りの杏仁豆腐にフングイをプラス。
美味しいのだけど手に力が入らず、左手の可動範囲もまだ狭くて箸やレンゲを口に届かせるのがきつく、あまり食べられませんでした。


桃園空港まではチャーターした車で向かいます。
本来なら夕方近くまで遊べるはずだったのに、わたしがもちそうにないのでチェックアウト後、すぐに空港に向かうことに。
足を引っ張ってしまってばかりで申し訳ないです。


車に乗り込むのが痛くて大変でした。
これが1回目の試練。

途中、京都ホテルに寄って車椅子を返却したのですが、フロントの人がわざわざ車まで来てくれてお見送りしてくれました。
本当に親切で情に厚く、有り難かったです。
こういうのを神対応というのでしょう。


空港につき、妻が車椅子を借りてきてくれました。

車からおりて車椅子に移るのが2回目の試練。


この後、航空会社の車椅子に乗り換え、

飛行機の機内をどうにか歩いて席に座り、

到着後は機内を歩いてタラップで待っていてくれるはずの車椅子に移り、

駐車場で車に乗り移り、

最後は自宅に入るまで頑張って歩かねばなりません。

途中、何回かトイレに行くので多分7、8回は立つことになるでしょう。

何しろ夜8時過ぎのフライトであと6時間以上も待たねばなりません。

この待ち時間も地味に効いてきそうです。


空港で食べた素食の弁当。
見た目よりおいしかったです。


おにぎりも♪
これが今回の旅の最後の食事です。
情けないことにとうとう両手が使えなくなり、妻に食べさせてもらいました。


トイレも一人では無理でズボンの上げ下ろしをお願いしないとなりません。

妻には迷惑ばかりかけております 



今回、まだ痛風が残っているのに台湾旅行を敢行したのは、とある家庭の事情でもしかするとこれが最後の旅行になってしまうかもしれなかったからです。


前々から妻と娘はこの旅行をとても楽しみにしており、もしわたしが行けなかった場合、旅行代金がふいになるだけでなく、わたし一人を置いて旅行には行けないでしょうから、多少無理をしても実現させたかったのです。


ですので旅程に合わせて養生し、痛みが小さくなるよう努力を重ねて参りました。

病み上がりというよりまだ病んでいる中で旅行なんて非常識極まりないと思われても仕方ありません。

確かに行きより今の方が酷い状態ですし。



しかし後悔はしていませぬ。

食べたかった物が全部食べられたと妻と娘が喜んでいますし、わたしも台湾の文具をたくさん手に入れることができて大満足です。


もしかすると明日は緊張の糸が切れてまた寝込んでしまい、迷惑をかける羽目に陥るやもしれません。

しかし、そうであっても、やっぱり台湾に来られてよかったと思います。



空港でフライトまでの時間を待ちながらこれを書いています。

体は正直言ってアチコチ痛くてボロボロですが、心は満たされています。


なにより妻と娘が喜んでくれたこと。

今はこれがなによりの勲章です♪