4泊5日の台湾親子旅行を何とか無事に
終えまして、羽田に戻ってきたときのことです。
 
羽田空港の駐車場では愛車プレマシーが
帰りを待っていてくれたのですが、
いざ乗り込もうとしたら前々から調子の悪い
左後ろのスライドドアが反応しなくて少々焦りました。
 
今回はバッテリーあがりではありません。
 

ドアは手動では空け閉めできましたので

ことなきを得て帰ってきたのですが、

わたしの勘では、これは壊れたのではなく、

家に戻るころにはきっと元に戻っている

だろうと感じており、家族に対しても

そう話しておりました。

 

 

 

 

案の定、高速から降りて我が家に辿り

ついた後、わたしが操作したらちゃんと

電動装置が働いて開いてくれました♪

 

ところが、皆が下りた後で娘がドアを

閉めたらきちんと閉まらず、またしても

不調を起こしてしまいました。

 

 

でも、これもまた故障したからでは
決してないのですよ。
 
その証拠にわたしがこの直後に娘が
したのと同じようにノブを引いて
閉めたら、ちゃんと電動装置が動いて
閉まったからであります。
 
 
わたしの愛車は、わたしが操作すると
いつだってちゃんと動いてくれるのですが、
他人が絡むと時々こうなってしまいます。
 
そういう時は大概、なにか気に入らない
原因があります。
 
今回については、どうやらこの子、
5日間も知らない場所に放置されたので、
すっかり拗ねてしまった様子なんです。
 

運転している間にだいぶご機嫌は直った

のですが、まだちょっとくすぶっていて

それで娘がドアを操作したときには素直に

いうことを聞いてくれなかったのです。

 

 

なんというかなぁ、これって赤ちゃんの

寝起きのときの感覚にちょっと似ていて、

まだ少し眠いってときに起きちゃうと

くずることがあるじゃないですか。

 

ああいう感じなんですよ、この子から

伝わってきたこのときの感情は。

 
 
車でしょ、そんな気持ちなんてあるわけ
ないじゃない!
 
そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、ここは頭を柔らかにして読んでください♪
 
 
 
 
実は物にも感情がございます。
 
それも日ごろ、愛情をもって大事に
されている物ほど、強い感情を持つ
ようになります。
 
これは物を大切にしている人には
きっとお分かりになる感覚かと思います。
 
 
うちのパソコンや車などの無機物は
わたしに大変懐いておりまして、
故障に見えるときもわたしが触るだけで
治ってしまうことがしばしばあるのです。
 
今回の愛車の不調も全くその通りでして、
原因は故障ではなく、単なる不機嫌なのであります。
 
ですので、わたしが触ってやると
途端に機嫌を直して尻尾を振るのですが、
ご機嫌があまりよくないときには、
他の人間に対してはつい唸り声をあげて
しまうので、一見、故障したかに見えるのです。
 
 
 
 
このような感覚が身について参りますと
もっと物とうまく付き合えるようになります♪
 
そして、不機嫌そうだなって感じたときは
人間に対するのと全く同じ対処を自然に
行えるようになります。
 
大丈夫?
寂しかったね。
ずっと一人にしてごめんね。
わたしも会いたかったよ♪
 
こんな風に心の中で話かけて運転しますと
拗ねた愛車はすぐに気分を直してくれるのです♡
 
 
ああ、ちなみにこれ、実際に声に出して
しまうと危ない人と思われがちなので
あくまでも心の中でそっと呟いてくださいね。
 
日ごろ、大事にしている物たちは
こうやって接してやることで
寿命を伸ばしてより長く使い続ける
ことができるようになったり、
不調がすぐに直ったりします♪
 
ちなみに、これって逆のことも言えて、
例えばよく書けないペンに遭遇した時に
お前はだめだ!などと苛立って扱うと
本当にすぐにダメになってまるで書けなく
なってしまったりします。
 
人の思いは物理的法則では到底測ることの
できない事象を起こすのでございます。